べにーのGinger Booker Club

神社仏閣ラブ(弛め)

近況その3〜「三井寺」「三尾神社」

さて。

5/19、以前から気になっていた「三井寺」の特別拝観、実は先週行こうかと思ったのですがあいにくの天気だったので回避、今週は日和がよろしく、いざ出発。

途中で検索してみたら「千団子まつり」をやっている、という、なんという有難や。

 

◯こちら===>>>

「三井寺(天台寺門宗総本山園城寺)(1)」〜近江めぐり - べにーのGinger Booker Club

「三井寺」(2)〜近江めぐり - べにーのGinger Booker Club

「三井寺」(3)〜近江めぐり - べにーのGinger Booker Club

「三井寺」(4)〜近江めぐり - べにーのGinger Booker Club

「三井寺」(5)〜近江めぐり - べにーのGinger Booker Club

「三井寺」(6)〜近江めぐり - べにーのGinger Booker Club

「三井寺」(7)〜近江めぐり - べにーのGinger Booker Club

「三井寺」(8)〜近江めぐり - べにーのGinger Booker Club

「三井寺」(補) - べにーのGinger Booker Club

「三井寺」(補)その2 - べにーのGinger Booker Club

「三尾神社」〜近江めぐり〜 - べにーのGinger Booker Club

「弘文天皇陵」「新羅善神堂」〜近江めぐり〜 - べにーのGinger Booker Club

「弘文天皇陵」「新羅善神堂」(続) - べにーのGinger Booker Club

 

↑以前の記事です。

 

 

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仁王門、釈迦堂。

 

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階段下から金堂を。

 

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相変わらずのサイズ感の金堂。

こちらで、南院の「三尾明神」画像、本地仏である「普賢菩薩」坐像、中院の「三井曼荼羅」、北院の「神羅明神」画像、本地仏である「文殊菩薩」坐像、そして勧学院の御本尊「大日如来」坐像が拝観できました。

内陣に入ることができる、というだけでもなかなかない経験です、有難や有難や。

感動がどうにも伝えきれませんが……。

 

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例の灯篭と「三井の晩鐘」。

 

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連続性。

 

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例の左甚五郎の龍。

 

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一切経蔵から唐院へ。

 

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べんべん。

 

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なんかもう紅葉。

 

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観音堂も、「愛染明王」坐像、「毘沙門天」立像のご開扉があり、こちらもまたありがたや……。

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そして、護法善神堂では、「千団子まつり」に合わせての、「護法善神」立像のご開帳が。

かすかに見えますか……見えませんかそうですか。

 

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ウサギを探せ、の「三尾神社」。

今回は、「長等神社」にも行ってまいりましたが、それはまたいつか。

 

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堪能……正味3時間ほどしかいませんでしたが……。

 

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今回の特別拝観の御朱印

 

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「千団子まつり」限定の御朱印

 

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千団子。

 

ふう……短いながら堪能させていただきました。

しかし、帰りの高速で、まさかの両足を攣る、という……どんだけ運動不足なのか……。

次こそ、べんべんグッズを買うのかな……。

近況その2〜「高賀神社」(岐阜県関市)

4/30。

ちょっと前後しちゃいましたが、天気がそれなりに良いうちにと思って、GW真っ只中、それほど混んでもいない「高賀神社」へ。

 

◯こちら===>>>

「高賀神社」 - べにーのGinger Booker Club

「高賀神社」(補) - べにーのGinger Booker Club

 

↑以前の記事です。

 

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まあ、基本この狛犬さんを観に行ったんですけれども……。

 

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青々。

 

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結構大きな狛犬さんもいらっしゃいます。

 

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「さるとらへび」。

 

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ふう、堪能……。

しかし、近くの「円空記念館」には、この狛犬さんのモデルとなった、円空作の狛犬さんが展示されているとのこと……急いで旅をするものではないですね……。

 

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なんと、授与所が開いておりまして、絵馬を購入。

そして、御朱印もいただきました。

有難や有難や……本当は周辺の小さな神社なんかも探して巡ってみたいところなんですが……郷土の方にお任せします……。

よいGWでした〜。

 

近況〜「三輪神社」・大須など(名古屋市)

なんというのか、もう聞き飽きたと思うのですが、もうすぐ記事が実時間に追いつきそうなもので、ここのところの動きなどを。

つっても、一番行ってる神社は大須の「三輪神社」さんですが……このところ、御朱印の多様さから人気なスポットになってきておりまして、それはそれでめでたく、しかしコンプリートなどできず、そんなに目指しているわけでもないので、月参りでいただいた御朱印などを。

3/10。

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3/21。

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↑こちらはバレンタインとホワイトデー、見開きで一つになるシークレット御朱印

 

4/21。

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……あれ、これは「三輪神社」だったかな……。

 

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三冊目は黄色。

 

5/3。

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うまってないのに4冊目。

 

5/4。

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お久しぶりねの「豊国神社」。

こちらは、季節ごとに台紙が変わります。

 

5/5。

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大須ぶらっと、「富士浅間神社」。

あ、なんか狛犬さんとかおキツネさんとか多いのは、そういうブームだからです。

 

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大須観音」。

 

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「七寺」。

 

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という感じでした〜。

奈良の「大神神社」も、もう一度行きたいものです(前も書いたな、多分)。

「山田天満宮・金神社」(再)(名古屋市北区)

7/15。

ぶらっと名古屋の北西をうろうろしており、そういえばと思い立ってお久しぶりねの「山田天満宮」へ。

 

○こちら===>>>

「山田天満宮(北区)」 - べにーのGinger Booker Club

 

↑以前の記事です。

 

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鳥居。

 

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鷽さん。

 

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拝殿。

 

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狛犬さ……ん。

 

○こちら===>>>

「上野天満宮」(再)(名古屋市千種区) - べにーのGinger Booker Club

 

↑デジャブかと思ったら、別の天満宮でした。

名古屋三天神ではこういうの流行ってるのか……。

 

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本殿を横手から。

 

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……ご苦労様です。

 

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「金神社」。

 

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よりそい石。

 

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九星……石とでもいうのか。

 

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方位除けの神様でもいらっしゃるから、ですね。

 

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狛牛。

 

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狛筆……ではなく、筆塚です。

 

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あまりにもあれだったので、改めて撮影。

ちょっと置ける場所が小さいので、それほど殺到している感じではないのが救いなのか、むしろたくさんあったほうが「映え」るのか……おじさんよくわかりません。

 

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孤高の黒べこ。

 

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御朱印

 

さて、前回の記事や公式HPなどを見ていただければ、神社の由緒はよくわかるのではないか、と思います。

結構新しい(江戸時代、尾張二代藩主「徳川光友」が勧請している)のです。

その割に、『尾張名所図会』とか『尾張志』に掲載されていないのは何故なのか、と疑問に思いました。

前回の記事で、「金神社」について『尾張名所図会』を引用してみましたが、あれ、多分違う神社です(以前、瀬戸の「深川神社」へ行ったとき、「金神社」の御朱印を見た神職さんが「あら、あそこ、人いらっしゃったの?」とおっしゃったので、「北区のほうです」とお答えしたら、「あ、違うところね」、といった会話を交わした記憶がありましたもので……)。

 

○こちら===>>>

国立国会図書館デジタルコレクション - 尾張国地名考

 

↑津田正生翁の『尾張国地名考』によれば(引用にあたって旧字をあらためた箇所あり/判読不能文字は■に置き替える)、

 

「山田村

地名正字なり中古山田郡あり一郡の総名此里より起るなるべし

延喜式】山田の郡山田神社 【本国帳】従三位小口天神

【正生謹考】延喜式の刊本山田を久しく小口に誤る二字共に板本の缼たる也本国帳は古来写本なれば延喜式に任せて又小口と写誤るは並に誤りなり(略)山田天神の宮は常高院真言宗)の東にあり往昔より此村の本居とす(摂社八幡浅間あり)然るに戦国以来社伝をうしなひていま菅原天神と仰ぐは甚誤れり蓋し祭神は天の香語山命歟猶訂正べし」(94コマ)

 

とありまして、どうもこれが「山田天満宮」のことではないかと思うのですが、津田翁も結構独善偏向の多いところがあるので、どこまで信頼したものやら、という感じです。

「常光院」というお寺は「山田天満宮」の西隣に確かにありますし(真言宗です)。

であれば、津田翁といえども、「徳川光友」が勧請した、という由来について多少は書いても良さそうな氣がするんですけれども、それがない。

神仏分離の煽りをくらったわけでもなさそうですし。

単に津田翁が知らなかっただけなのか(尾張国に住んで、博覧狂記の天野信景翁にツッコミいれようなんて人が、知らないってことはなさそうですけれども)。

うーん……。

 

あと、教育委員会の案内板には、

 

「昭和58年、同区山田町四丁目地内にあった金神社(大将の宮)を合祀した。」

 

↑と書かれておりまして、「金神社」が「大将の宮」と呼ばれていたらしいことがわかります。

御祭神は、「恵比寿神大国主命(大黒天)・金山彦神・岐神」なんですが……ちょっと「大将の宮」ってあやしいなぁと。

郷土史家の方々がもっと詳しく調べていらっしゃると思うので、何か由来はあるんだと思いますが、「大将の宮」って「大将軍宮」っぽいですよねぇ……ということで日本版陰陽道、「鬼門封じ」、しかも神紋が小槌であきらかに「恵比寿神」「大国主命」が主祭神らしいのに名前が「金神社」って、こりゃ元々「金神」だったんじゃないかな……「艮の金神」……あ、大本になっちゃう……。

まあ、ふわっとした妄想を重ねているだけですので、ご容赦を。

いいお天気でした。

「六生社」(名古屋市中村区)

7/15。

「八幡社」を後にしまして、えらい細い道をつらつらとナビに従って進んでいきましたところ、「六生社」に到着。

 

○こちら===>>>

www.city.nagoya.jp

 

↑中村区の史跡散策路のHPです。

この辺り、名古屋駅から見ると西側辺りは、あまり開発が進んでおらず、いわゆる下町というやつなもので、結構道がぐねぐねしていて狭かったりします。

 

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鳥居。

うん、「栄生」という駅から近いところにあるのですが、見たことも聞いたこともなかったなぁ……小さい頃は結構うろうろしたのに。

 

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「村社六生社
一 鎮座地 名古屋市西区栄生町
一 祭神 塩土老翁
一 祭日 十月六日例祭
一 由緒 創建の年代不詳なると雖も往古には愛知郡栄村当時松裏に祀られしものにして慶長八年現在の地に遷座し祀れり明治四十年十月神饌幣帛供進指定村社に列せらる
祭神は古来安産の神として世俗の崇信殊に篤く其の御神徳は弘く伝はれり
(安産祈祷五月六日)」
(※ブログ筆者により旧字、カタカナを改めている)

 

ふむ、「塩土老翁命」とな……普通「鹽竈神社」が思い浮かびますが(名古屋市にも2箇所ほどあります)、それ以外だと「八幡」様の摂社末社辺りに御祭神としていらっしゃるイメージで、主祭神というのは珍しいのかな、と。

 

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お猫様発見(○)。

 

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手水舎。

 

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参道正面。

 

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狛犬さん。

 

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拝殿正面。

妻入でこの感じは、やっぱり尾張造でしょうか……にしては蕃塀がなかったかな……。

 

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社殿右手に行ってみますと、「石上社」「白山社」「津島社」。

……うん、なかなか謎な取り合わせです……「白山社」はいいとして、「津島社」は「牛頭天王」でしょう、で「石上社」……急にまた飛び道具的な……ええと、「経津主神」ってことでしょうか……ううむ。

 

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狛犬さん。

ちょっと、近くに寄れなかったもので、この距離から。

 

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本殿、幣殿……あれ、幣殿でしたっけ……どちらも平入。

 

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ちょっと角度を変えまして。

 

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そう、フェンスがあったのであまり近寄れなかったんだった……まあ、いたずらする人が多いかもしれないので。

 

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摂社の続きは、「金毘羅社」と「鹿嶋神社」。

うーん……ああ、「石上社」と「鹿嶋神社」で、「経津主神」と「武甕槌神」、ですか……?

 

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参道正面遠景。

灯篭がやばそう。

 

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で、こちらが参道右手にあるのですが……「大峰山大権現」ってなんだろう……大峯山だと「蔵王権現」ですかね……でも、いらっしゃるのは明らかに「役行者」なので(「前鬼」「後鬼」付)、江戸期には修験系の拠点になっていたということでしょうか。

 

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この人はなんだったかな……ええと、多分御嶽講系だと思いますが……猿?だと庚申講だしな……富士講でもなさそうだし……とにかくお山系の講の神像ではないかと思います。

 

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崩れかけても狛犬さん。

 

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入口付近に戻りまして、なんか賽銭箱を発見したので見てみると、「熱田神宮」の遥拝所でした。

 

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まだいましたお猫様。

 

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入口ちょっとワイドに。

お猫様は、由緒書の下辺りにいます。

 

さて。

といっても、大したことはないのですが。

 

○こちら===>>>

国立国会図書館デジタルコレクション - 尾張志. 5 愛知郡

 

↑『尾張志』の「愛知郡」、18コマです。

 

「六所社 是は神明八幡白山社宮司金毘羅役小角像と六軀あるを總いふ社號也」

 

とありまして、これが「榮村」にあったと書いてあります。

「榮村」ですから、多分この「六所社」が「六生社」になったんじゃないかなぁ……と思います。

なかなか「役小角」なんてはっきり書かないですからね。
ただ、現在の御祭神である「塩土老翁命」はいないし、なんなら境内末社のうち、「白山」と「金毘羅」は一致していても、「石上」「津島」「鹿島」が『尾張志』にはないし……そもそも、『尾張志」の書き方は、主祭神どうこうではなく、六つの社を指しての「六所社」ですから……ひょっとして違う神社なのかも。

もし、「六所社」が「六生社」になったとしたら、『尾張志』の編纂後だったわけですが……弘化年間に編纂が終了している、つまり幕末ですので、いつものように神仏分離が引っかかったのかな、でも「六所社」のままでも引っかかりそうにはないんですけれども……ああ、修験系か……どっちにしろ「役小角」はまずいですからね、朝廷に従っていなかったので……そうか、老人キャラということで、無理やりな感じで「役小角」から「塩土老翁命」に御祭神をすり替えた……ってのは無理がありますかね……。

やっぱり違う神社かもしれません。

ちょっとした謎の神社、修験の残滓がうかがえるなかなか素敵スポットでした〜。

 

「八幡社」(名古屋市中村区)

7/15。

「土江神社」の参拝を終えて、ぶらっと散策路を逆に巡ってみよう、ということで「八幡社」へ。

 

○こちら===>>>

www.city.nagoya.jp

 

↑中村区の史跡散策路です。

 

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参道入口。

村社です。

 

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石鳥居。

 

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一旦、道路で途切れる参道……「怨霊封じ」ではないと思います。

 

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鳥居と蕃塀。

 

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蕃塀アップ。

うん、いい風情です。

 

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手水舎。

 

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拝殿。

妻入りで、尾張造なのだろうと思わせます。

 

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拝殿横から。

 

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狛犬さん。

ちょっと遠い……。

 

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境内社の「熱田社」「金刀比羅社」「天満宮」。

 

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本殿ちらっと。

 

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狛犬さん再び。

 

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「八幡稲荷社」。

 

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向かって右手からの遠景。

 

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もうちょっと手前から。

右手にちらっと見えるのが↑の境内社です。

 

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もっと手前から。

区画整理でこんな感じになっちゃったんでしょうか……なかなか謎な境内の形。

 

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参道の右手には、お山が。

猿田彦狼「御嶽神社」「三笠山神社」、とあります。

御嶽講でしょう。

 

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蕃塀の陰から境内を。

 

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境内遠景。

 

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参道入口遠景。

うん、いい風情。

 

さて。

↑中村区の史跡散策路のHPより。

 

「慶長15年(1610年)、今市場(現・名古屋城敷地内)といった所にあったのを、名古屋城築城に際して、普請奉行の1人、佐久間河内守がこの地に移したと伝えられます。広い境内にはクロマツ等の古木が多くあり、また、遷座当初のものといわれる元和2年(1616年)の銘の燈篭もあります。」

 

とのことです。

文献をちょっと当たってみたのですが、どうも見当たらず。

なので、あっさりな感じで。

神社自体は、風情があってよろしかったかと〜。

 

「土江神社」(名古屋市中村区)

7/15。

前々から気になっていたものの、訪れていなかったところを、ということで「土江神社」へ。

 

○こちら===>>>

名古屋市:日比津・大秋の里散策コース(詳細)(中村区)

 

↑中村区の史跡散策路のHPです。

 

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……公園?

 

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ああ、公園の中にありました……境内が公園になってしまった、ということでしょうか。

 

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「郷社 土江神社
祭神 少彦名命
由緒
此の所に始めて祭れる年月は不明なれども本国神名帳従三位土江天神と載す 尾張誌に社地今狭小となりて荒蕪し社傳詳かならず 天神と稱する祖号しければ帳内神社の列に稱へ奉らんと見ゆ 上古に国司長官親ら参拝して着任を申告し又常に朔幣を奉りし御社なり(以下略)」
(※カタカナをひらがなに改めた/また、「土」は「ヽ」が書かれている)

 

なかなか珍しい、「少彦名命」を御祭神とした神社です。

 

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手水舎。

 

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狛犬さん。

 

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燭台……あれ、「泥江神社」……。

 

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本殿。

 

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一角にあった祠。

 

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本殿(反対側)。

 

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拝殿。

 

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参道。

 

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境内遠景。

 

さて。

尾張名所図会』には一応「土江天神社」として記事があるのですが、荒廃してますよ、という案内のみ。

 

○こちら===>>>

国立国会図書館デジタルコレクション - 尾張志. 5 愛知郡

 

↑『尾張志』の5巻「愛知郡」より。

19コマです(引用にあたって旧字をあらためた箇所あり/判読不能文字は■に置き替える)。

 

「天神社
日比津村にあり 府志云本国帳従三位土江天神恐くは是ならむ 今社地荒廃不知其伝惜哉といへるはまことに然事也 されともこの土江天神とあるはただ一本の国帳のみにて貞治の熱田本元亀の国衙本にはともに入江天神とありて土江天神といふ名目なく 又土江天神のある古本には同郡泥江県天神とも載たれと入江天神なし かかれは土江と入江と名はことなれと全同地なるへく泥江県と土江とは同社混合したる様なれと もとより別地異神なるもの也 其ゆゑはまつ此日比津といふ村名は近世の訛にてもとは泥津(ヒヂツ)と呼り 日々津むら常徳寺の古蔵書応永八年にかけるものに愛知郡泥津長秋山常徳寺建立の事云々とあるを近年此寺にて見たり ヒヂといふ語をかくあやまれるは万葉集に比治寄(ひぢき)の奈太とよめるを今ひびきの灘と呼と同儀也 扨此ヒヂエといふことは上古に愛智海の入江の湿地故に負る名なる事明くさして然いふ地はやや広かりしなるへし 今の広井より日比津のあたりまでみな泥江の内なれはかくいへり 其所の殊さらに高■の土地を泥江県(略)といへりしならん 県はもと上田の意なる◼︎◼︎つりては公◼︎官舎の在所をもいへり 今の広井村是其地也 かくて其愛智海の入江の形勢は古図なけれは知べきよしなけれと所のさまにより古伝説に随ひ古書を考へて按に熱田より北は舊渡村広井村あたりまての西づらを東のはてとして西南の方は海東郡榎津村伏屋村なとの東づら北の方へ長く亘れる其北東の極は此泥津西の方は甚目寺村あたりを限りやや広くつらなれる入海なりけむ 甚目寺萱津あたりを阿波手の浦といへり 其は九百五十余年も以前仁和の頃の事也とぞ (略) 上にいへる国帳に土江入江と社号のことなるは元来二本二やうの古伝説有し故ならむ (略) 土江泥江県の二神広江泥津の二村に坐も故縁ある事なるへし 又泥津に在て土江と社号の異れるは川原神社の川名に坐がごとく諸国にも証例あり 府志にいへるごとく此社地狭少になりて荒蕪したけれども遺跡猶定かなるのみならす天神と申す社号さへ正しければ舊にかへして帳内神社の列に稱挙奉らまほしけれと後の識者の定めと俟てしはらく舊社の並につらねつ」


○こちら===>>>

「泥江縣神社」(中区) - べにーのGinger Booker Club

「油江天神社」(名古屋市中村区) - べにーのGinger Booker Club

 

↑「泥江縣神社」、「油江神社」の記事です。

比較的近い地域内にありますので、なんらかの混同が生じた可能性は高いかと。

尾張志』の記事で万葉集を引いていますが、「ひぢ」が「ひび」へ変化する、という例は確かにありそうです。

地名として、「ひびつ」だと意味がよくわからないのですが、「ひぢつ」だとすれば「泥の多い岸」だったんだろうな、という想像ができますし。

あ、「ひぢ」が「泥」のことだったらしい、というのは、『古事記』で「うひぢにのかみ」、『日本書紀』で「うひぢにのみこと、すひぢにのみこと」(神代七代)という神がおられるところからもうかがえます(国土が泥のようだったことを表現していたのではないか、と考えられています)。

そして、江戸時代以前の漢字表記はゆらぎが大きくてよくわかりませんから、「土江」も「泥江」も「ひぢえ」だったんだろう、と。

となると、近くにある「油江」はなんなのかというと、「泥」の書き間違いから生じたんじゃないかな……というのが『尾張国神社考』(津田正生著/発行ブックショップ「マイタウン」)の記事にもありまして、それが的を射ていると思います。

尾張志』では、「油江」は地名だけど、もう神社名にしか残っていない、ということなのですが、「あぶらえ」って地名が珍しい……菜種油が大量に取れたから、といって「江」は付かないんじゃないか、あるいはこの辺りが岸辺だった頃には鯨が上がって鯨油でもとれたのか、って感じで……石油(臭水)はわいてないでしょうし……一番簡単なのは、「泥江神社」が分祀されて(それにしてはちょっと近すぎるかな……)、その結果、一方が「油江」になってしまった、という感じでしょうか。

「泥江縣神社」は、古くはともかく途中から八幡信仰に取り込まれていますが、「土江神社」「油江神社」はどちらも御祭神が「少彦名神」と伝わっています。

氏神として「少彦名神」というのも珍しいですが、医術の祖であり、鳥獣害を防ぎ、薬草の知識をもたらした「少彦名神」なので、そういったことに長けた人たちがいたのかもしれません(謎)。

「土江」と「入江」も、書き間違いだと思うんですよね……「土」と「入」なんて、続けて書いたら似たようなもんですから(暴論)。

「泥江縣神社」のほうは、以前の記事でもありますが、「ひぢえ→ひろえ→ひろい」と変化して「廣井八幡宮」のことではないか、という説もなるほどもっともですが、古い時代はやはり「泥江神社」から勧請した神社だったのが、いつのまにか八幡信仰に、ということかも……と思います。

となると、現存のそれぞれの神社はともかく、もともと「ひぢえ神社」が存在し、それぞれ分祀して、名前や御祭神が変化していった……じゃあその元祖「ひぢえ神社」ってどこなんでしょうね……(いや、廃絶しているので見つからないですけども)。

ひょっとすると、「いりえ神社」がやっぱり古くて、それを漢字表記で「入江→土江」と間違えたばっかりに、古語に通じた得意げなやつが「こりゃ、ひぢえだろう」って読んでしまって、しかも「ひぢ、なら泥だろう」ってことで、結果「泥江」になってしまった……ということもなきにしもあらず。

とにかく、これらの神社がある辺りは、昔は海辺、河辺で、(多分)ぬかるんだ土地だったことからついた名前なんじゃないかな……ということにしておきます。

 

 

 

 

めんどくさくなったわけではないですよ……古代の伝承があまり探れないもので……それをめんどくさい、というのであれば、めんどくさいんですけれども……ええ図書館に行きなさい、ということですね、はい……。