11/18。
は!!っと思い立ったので、「そうだ、吉野行こう」……というわけで、朝から自家用車で吉野に行きました。
まずは、「吉野神宮」へ。
◯こちら===>>>
鳥居。
秋だった……。
祭神 後醍醐天皇
境内摂社
御影神社 祭神 贈従二位藤原資朝卿 贈従三位藤原俊基卿
船岡神社 祭神 贈正四位児嶋範長朝臣 贈従三位児嶋高徳卿 贈正四位 櫻山茲俊朝臣
例祭 九月二十七日」
……中世〜近世の人を神格化しているようですね……「後醍醐天皇」以外わかりませんが、まあ多分忠臣なのでしょう(これで違ったらとんでもない話で)。
狛犬さん。
鳥居から。
まだ太陽が若いのです(9時少し前かな……結構急いだので)。
お洒落な手水場。
楼門。
拝殿。
摂社。
「御由緒 近代日本の繁栄の基は明治維新にあり 明治維新の根源は後醍醐天皇の建武中興と吉野朝の歴史にありといわれます。
それ故に明治の御代と共に後醍醐天皇を祭る吉野神宮を初め鎌倉宮 湊川神社など建武中興関係の皇族忠臣を祭る官幣社が十五社御創建になりました。
正面の三柱には格別の御功臣でありながらこれら官幣社に祭られていない方々をお祭り申し上げております。」
なるほど、知らないわけだ……。
いろいろと、レイアウトに凝っている神社のようです。
神社というより、御霊屋っぽいですね。
楼門内側から。
紅葉が鮮やかでしたな……。
御朱印いくつかありまして。
御朱印帳も購入しました。
さて。
◯こちら===>>>
吉野神宮奉賛会 編『吉野神宮誌』,吉野神宮奉賛会,昭14. 国立国会図書館デジタルコレクション
(参照 2024-02-26)
もう、こちら↑を読んでいただければ大体わかるようになっていますので、是非どうぞ。
大陸の南北朝に擬せられた日本の南北朝時代も面白そう……と思いながら、ほぼ全くといっていいほど知りません。
「後醍醐天皇」を祭神としている「吉野神宮」(あ、皇族関係が御祭神なので「神宮」なのです)、創祀したのは「明治天皇」……というか明治政府なわけです。
立憲君主制を敷くとはいえ、天皇がトップの政体を作り上げたい明治政府としては、「後醍醐天皇」に背いた「足利尊氏」らを称えるわけにはいかない(武家政権として、源家を継いだ徳川家をやっつけた薩長土肥の出身者が多かったことも理由のひとつかもしれませんが)。
とはいえ、現在の皇統は北朝ですし、どっちにしろ皇統には違いないわけで、そっとしておけばよかったのに……現代人にはあんまり不都合はないのですよね。
まあ、明治政府は大変だったのでしょうが……ことが皇統に関わることだけに、今までに議論百出、現在も論争が続いているものと思われます……まあ、何というのか、どんな政体でも分裂して二つのトップが並び立つような事態は起こり得る、というのは面白いと思います(ローマ教会の大分裂とか……あっちは最終的に教皇3人並立しましたっけ)。
勉強してみよう。
というわけで、吉野ぶらり旅です。