11/3。
名古屋に住んでいて、東の方に縁がありまして。
◯こちら===>>>
ところが、一社という町名のところにも、「貴船神社」があるのです。
というわけで、まずは「貴船神社」のほうに行ってみました。
◯こちら===>>>
天気の良い日でした。
狛犬さん。
比較的最近、改修が行われていたようで。
正面から。
ちっちゃい狛犬さん。
いやあ、太陽が若いですね(朝8時くらいです)。
蕃塀。
愛知県には結構多いですね。
文化的な背景はわかりませんが……本殿側からの目隠しか、怨霊真っ直ぐ進めない説による塞ノ神か。
拝殿。
本殿。
境内摂社。
右が「天王社」、左が「御嶽社」。
なんか、縛られちゃってる感じになってますが、「役行者」(だと思います……これで違うなんてことはないだろう……)。
真ん中は「秋葉社」でした。
蕃塀を裏側から。
ちょっと高台にありますのです。
拝殿遠景。
で、お隣にある「神蔵寺」です。
これは……お旅所だったかな。
よい天気。
あ、本当に最近の話でした(※令和4年11月に行きました)。
あら、正確には「貴船社」なのかなこちらも……。
正面。
こちらもちょっと高いところにあります。
由緒……読めない……残念……。
階段。
狛犬さん。
拝殿。
社殿脇の狛犬さん。
「稲荷社」。
本殿を右側から。
「由緒
祭神 罔象女神(水神)
寛文貮年九月(三二〇年前)五穀豊穣祈願の為水の神を祀る 尓来氏神と称え奉り生活と心のよりどころとして信仰極めて深いものがある
昭和二十一年宗教法人となる
昭和五十三年氏子の奉賛により建物の新改築境内整備等を行い神社の面目を一新する(略)」
京都の「貴船神社」、何年も行っていないな……あそこにいくと、その裏の山にも行きたくなるからなぁ……。
本殿脇の狛犬さん(左側)。
灯篭。
境内末社。
とそこから見る拝殿……尾張造っぽさが残っている気がします。
左から、「秋葉社」「津島社」「富士浅間社」。
左から「皇大神宮」「山神社」「山神社」……集められた結果、でしょうかね。
ちょっと離れたところから。
こうして見ると、深山の風情がありますね……。
朽ちてます。
……神輿庫かな……。
忠魂碑。
最初のところとは別の参道入り口です。
両部鳥居……急に?
をを棒ノ手……。
◯こちら===>>>
「石作神社」(長久手市) - べにーのGinger Booker Club
尾張東部地方に伝わる民間武術(今は型だけ、のようですが)の棒ノ手。
何がいいって、流派の名前がかっこいい。
あとは、青空と鳥居と紅葉を見ていただきまして。
さて。
◯こちら===>>>
深田正韶 等編 ほか『尾張志』5 愛知郡,博文社,明31.3. 国立国会図書館デジタルコレクション
(参照 2024-02-16)
『尾張志』を見ておくことにしましょう(引用にあたって旧字をあらためた箇所あり/判読不能文字は■に置き替える)。
11コマです。
「貴布禰社 高龗神を祭る当村の本居神とす 富士社 木花開耶姫命を祭るといへり 山神社 貴布禰やしろより戌の方にあり大山祇命をまつれり 山神社 貴布禰社より未の方にあり祭神上に同じ
この四社ともに下社村にあり
山王社 貴布禰社 山神社
この三社ともに上社村にあり
貴船社 山神社 富士社
三社ともに一色むらにあり」
名東区のこの辺りには、上社、一社という地名がありまして、一社というのは、一色村と下社村を合わせた地名なのです。
ということで、おそらくこの三社のうち二つが、今回紹介した「貴船社」なのだと思われます。
さらにいうなら、「上社」「下社」という地名が、多分「貴船社」があることから名付けられたのではないかと思います(ひょっとすると、それ以前に二つに分かれるような神社があった、という可能性もなくはないですが……)。
もっと詳しいことは、神社名鑑か、名東区の歴史的な本を見ればわかると思うのですが、手元で何とかしようと思うとこの辺りが限界か……。
しかし、勧請された結果とはいえ、この辺りだけに「貴船社」が三つも集まったのは何故なのか……いや、元々は一つだったものを分霊した、と考えるのが自然でしょうか。
御祭神はよくわからないことになっていますが……「高龗神」なのか「罔象女神」なのか……同じだ、と言われれば、まあそうなんですが……龍神、蛇神、水の神、ですから。
地形的には、かつてのこの辺りは山間ということになるのでしょうか……地理が壊滅的なものでよくわかりません……ひょっとして、雰囲気なんかが、京都の「貴船神社」に似た感じだったのかもしれません(そんな単純な理由で勧請しない、とは思いつつ、そんなもんじゃないかなとも思ったり)。
ううむ、なかなか図書館で調べ物ということもしませんが、そのくらいは調べに行くべきか……。
といった感じで、ぼちぼち名古屋市内の神社も、ちびちびと回っていきたいと思います〜(遠出できないだけ、ともいう)。