べにーのGinger Booker Club

神社仏閣ラブ(弛め)

「伊弉諾神宮」(淡路市)〜淡路ぐるっと旅

……コロナコロナのせいで、気づいたら1ヶ月以上更新できず……いやコロナのせいだけでもないんですけども……いろいろしんどい……。

 

1/20。
最高のお誕生日会の翌日、後夜祭(?)まで時間があるので、レンタカーで淡路島をぐるっとしてみようの旅、しかし実際は半分くらいしか巡れませんでしたの旅スタート、まずは当然、「伊奘諾神宮」です。

 

○こちら===>>>

izanagi-jingu.jp

 

残念な雲模様の中、到着しました。

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いきなり狛犬さんです。
えっと、車祓いの入り口にいらっしゃったのかな……。

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正面。

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若々しい狛犬さん。

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参道。
ちょっと、「橿原神宮」を思い出しますね。

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由緒が書かれています……読みづらいですが。

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「伊奘諾神宮
御祭神 伊奘諾大神 伊弉冉大神
社格 延喜の制 名神大社 淡路国一ノ宮 官幣大社
御由緒 古事記に故其の伊邪那岐大神は淡路の箍になも坐すなり 日本書紀伊弉諾尊 是を以て幽宮(かくりのみや)を淡路の洲につくり静かに長く隠りましきとあり淡路の島は二柱の大神が一番初めに御開拓になった地であり 此の多賀は伊弉諾大神が国土経営の神業を了えられた後お鎮まり遊ばされた御終焉の地で大神の御陵がそのまま神社として祀られるようになった我が国最古の神社である(以下略)」

ああ、おのごろおのごろ……。

遠近法的な問題ではなく、巨大な石灯籠。

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石灯籠と橋。

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門。

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拝殿。
うむ、新しい。

 

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伊勢神宮」の遥拝所。

 

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「岩楠神社」。
御祭神は「蛭子神」。

 

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「夫婦大楠」。

なるほど確かに、ご神木……ぐるりと回りを巡れます……「連理の楠」で国産みっぽいことを、という感じなのでしょうかね……。

 

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「淡路祖霊社」。

 

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本殿をちらりと。
流造かな。

 

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茅葺かな……そろそろ修繕が必要な頃でしょうか……お金がかかりますからね。

 

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「左右神社」。
御祭神は「天照皇大御神」と「月読尊」。
こういったお祀りの仕方は珍しい……が何しろ「伊奘諾神宮」ですから、中心は「伊弉諾大神」なのです。

 

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住吉神社」と「鹿島神社」。

 

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「頭髪感謝之碑」。
つるっとしてるなあ……。

 

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本殿別角度。
流造。

 

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本殿を後ろから。
鰹木は六、千木は縦削ぎ。
さて……。

 

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本殿別角度。

 

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「竃神社」と「根神社」。
御祭神は「興津彦命・興津姫命」と「素盞嗚尊」。
随分と、珍しい名前の付け方ですな「根神社」……鼻じゃないんだ……。

 

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祓殿。

 

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本殿別角度。
正面からもっと近づきたいところです。

 

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青銅の灯篭は拝殿前。

 

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灯篭の基部の獅子。

 

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拝殿前の狛犬さん。

 

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再び、門を遠景で。

 

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拝殿も遠景で。

 

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拝殿向かって右手。

 

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拝殿向かって左手。
つまり、広い。

 

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門の支柱とか敷石の記念碑とかなのか。

 

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池といったら多分「厳島神社」。

 

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これは……なんだろう……。

 

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池の反対側から。

 

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案内板……あ、違った「厳島神社」じゃなくて「延壽宮」だそうで。

 

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「神様の結うとおり」という、まち歩きマップ。
ううむ、神社がいくつかあって歩きたいところですが……。

 

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「ひのわかみやと陽の道しるべ」碑。
大神社がなんらかの法則によってその位置を定めているのではないか、というのはよく言われている話です。
一方で、古代の人にとっては、太陽の動き、月の動き、星の動き、潮の満ち引き、風、といったものを観測するのは当然みたいなもので、そこに法則性を見出せば、夏至冬至春分秋分を発見することもできたでしょう。
それに沿ってラインを引く、というか、世界中でそういった自然現象を追いかけているのですから、ラインを引けば何かしら一致もするでしょうな、という話もあります。
うーん、どうなんでしょうね……面白いんですが、その意味がよくわからない……。
ま、やめときましょう。

 

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「日本遺産 国生みの島・淡路」。

 

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御朱印

 

さて。

 

○こちら===>>>

神社覈録. 下編 - 国立国会図書館デジタルコレクション

 

『神社覈録』からいってみましょうか(引用にあたって旧字をあらためた箇所あり/判読不能文字は■に置き替える)。
477コマです。

 

「淡路伊佐奈伎神社 名神大
(略)郡家郷多賀村に在す、二柱神社と稱す(略)○当国一宮也、(略) ○日本紀神代巻上に、伊弉諾尊神功既畢、霊運当遷、是以構幽宮於淡路之洲、寂然長隠者矣、亦曰、伊弉諾尊功既至矣、徳亦大矣、於是登天報命、仍留宅於日之少宮矣(略)、同紀、履中天皇五年九月乙酉朔壬寅、天皇狩于淡路島、是日河内飼部等従駕執轡、先是、飼部之黥皆未羌、時居島伊弉諾神託祝曰、不堪血臭矣、因以卜之、兆云、悪飼部等黥之気、故自是後頓絶以不黥飼部而止之、允恭天皇十四年九月癸丑朔甲子、天皇獦于淡路島、時麝鹿猿猪、莫々紛々、盈于山谷、焱起蝿散、然終日以不獲一獣、於是獦止以更卜矣、島神祟之曰、不得獣者是我之心也、赤石海底有真珠、其珠祠於我、則悉当得獣、爰更集處々之白水郎、以令探赤石海底、海深不能至底、唯有一海人、曰男狭磯、是阿波国長邑之海人也、勝於諸海人、是腰繋縄入海底、差頃之出曰、於海底有大蝮、其處光也、諸人皆曰、島神所請之珠、殆在是蝮腹乎、亦入探之、爰男狭磯抱大蝮而泛出之、乃息絶以死浪上、既而下縄測海底六十尋、則割蝮實、真珠有腹中、其大如桃子、乃祠島神而獦之、多獲獣也、唯悲男狭磯入海死之、則作墓厚葬、其墓猶今存之、(略)」

 

……『日本書紀』でした。
ご存知の通り、『日本書紀』では淡路の多賀、『古事記』では淡海の多賀、におかくれになったとされている「伊弉諾尊」。

 

○こちら===>>>

「多賀大社」 - べにーのGinger Booker Club


日本書紀』では、高天原に戻った「伊弉諾尊」は「日の少宮(わかみや)」に住んだ、という話もあったりします。
引用している允恭紀は、淡路島の神が天皇に祟って、狩の獲物を全然とらせなかったよ、という話です。
神が、「赤石の海に真珠があるから、それをとってきたら獲物をあげるよ」とおっしゃるので、阿波国の海人(白水郎)が大きな真珠を命がけでとってきて(死んじゃいますが)、神に奉納したらその通りに獲物が増えた、とのこと。
で、これが「伊弉諾尊」かどうか、ということが問題になるわけですね。
国生みでは、だいたい大八洲のあとに淡路島が誕生していて、古来の伝承で淡路島が重要な位置付けだったことが伺えます。
で、そこの神が祟ると。
それも天皇に。
まあ、パターンといえばパターンですが……「天照大御神」も「倭大国魂神」も祟ってますから、「伊弉諾尊」が祟っても不思議ではないですな(そういえば、淡路島には、「大和大国魂神社」もあるそうで……南の方です……行けなかった……)。
祟るくらいのパワーがある、という考え方もできますので。
これが「伊弉諾尊」ではない、としたらどうなるのでしょうね……誰かを淡路島に封じ込めた、ってことになるのでしょうか。
うまく妄想がまとまりません……ううむ、もうちょっと勉強します。