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神社仏閣ラブ(弛め)

「自凝島神社」(あわじ市)〜淡路ぐるっと旅

1/20。
淡路一宮を後にしまして、目指しましたは「自凝島神社」

 

○こちら===>>>

https://www.freedom.ne.jp/onokoro/

 

ひらがな表記でいいのかな……。

 

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いきなり拝殿です申し訳ない……いえ、参拝のかたが結構いらっしゃったもので。

 

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拝殿向かって右側。

 

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由緒。

「御祭神 伊弉諾尊 伊弉冊尊 菊理媛之命
古事記日本書紀によると諾冊二尊は、当おのころ島にて宮柱を立て、神様と日本の国々をお生みになったと書かれてあり、実に日本の八百萬の神様の親神様であります日本の国土と日本民族と二本の神様の三者の大祖先の神様であります
日本の発祥の地、おのころ島神社は日本の原点を省みて、将来の日本を考える、人々にとって忘れることのできない尊いお社であります(以下略)」

 

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こちら摂社の「八百萬神社」。
伊弉諾尊」「伊弉冊尊」の御子神、が祀られています。

 

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本殿を横から、だったか。

 

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「鶺鴒石」。
日本書紀』の一書で、二神の前に止まって、頭を尾を動かして、行為を教えた、とされる鶺鴒。
神社公式HPでは、その鶺鴒がとまった石、ということだそうです。

 

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「磤馭慮島神社」。
日本書紀』の表記です。

 

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うーん、淡路島も一週間くらいいて、うろうろしたいところですねぇ……。

 

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大鳥居。
昭和57年にできたそうです。
神社はこの丘の頂上にあります。
そう、こうなっていたらもう、この丘は古墳であるべきなのですが……(思い込み)。

 

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打ち捨てられた鳥居、でしょうか。

写真がまったく足りませんが、参拝者のかたが写り込んでしまうので、あまり撮影しておりませんでした……。

 

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御朱印

さて。

公式HPの由緒によれば、

 

「当神社は、古代の御原入江の中にあって伊弉諾命・伊弉冉命の国生みの聖地と伝えられる丘にあり、古くから「おのころ島」と親しまれ崇敬されてきました。」

 

とのことで、なるほど確かに島に見えなくもない丘ですね。
ご存知の通り、「オノゴロ島」というのは、「イザナギ」「イザナミ」のふた柱の神が、「天の浮橋」に立って、どろどろの地表を「天之瓊矛」でごろごろかき混ぜたら、そのしずくが勝手に固まって(おのずからこりかたまって)できた島です。
そして、「オノゴロ島」に降りた二神は、そこから国産みをはじめていくわけです。
さて、この「オノゴロ島」はどこにあるのでしょう、というのに諸説あります。
検索して見つけた、

 

○こちら===>>>

www.nikkei.com


↑の『日本経済新聞』の記事が、わかりやすくまとまっているかな、と思いますのでご参考に。
古代、神代の、それも国産み以前の話ですから、その場所を定めることは困難です。
しかし、なぜだか神代において、淡路島が特別に扱われていたことから、その近くにあったのではないか、と考えるのは自然な話でもあるでしょう。
国産みでは、一応本州も生まれていますが、東海以東、太平洋側の情報がないので、富士山への言及がありません。
当たり前といえば当たり前ですが、北海道のこともなし。
ということから、古代の日本人の把握していた地理というのがなんとなくわかります。
日本海佐渡島、越の国から出雲へ、対馬壱岐、九州、四国、瀬戸内海、淡路島、山陽地方畿内紀伊半島は微妙か……神代の物語のために集められた情報では、このくらいだったように思えます。
そのあたりで収集されたそれぞれの神話が統合されて、一つの国産み神話になっていったのでしょうが……まあ、なんでしょうね……鳴門の大渦を見てしまうと、天之瓊矛でぐーるぐるして島ができたのではないか、と思っても不思議じゃないだろうなぁ……とちょっと。
なので、「オノゴロ島」神話は、淡路島周辺で語られてきたもの、ということにしておきましょう(?)。
神代の妄想は、情報が少ないのでなかなか難しいです……。