前回紹介できなかった、「笠寺観音」の回りを。
「笠寺明王」のお堂。
「烏瑟沙摩明王(うすさまみょうおう)」をお祭りしています。
この明王は、一切の不浄を焼き尽くすお方とされております。
どうやら、弘法大師が持ってきたようです。
不浄を焼いてくださるので、蛇や虫の毒害から身を守ってくださると考えられた他。
東司の守護神とも考えられています。
東司は、便所のことです。
お宅やお店などに、この明王のお札が貼ってあることがありますね。
明王の中では、本来かなり信仰されていたはずなのですが(古来、便所や竃の守り神というのは、非常に尊崇されましたから)。
知らない人も多いのでしょうねえ。
こちらは、粕畠観音。
どちらも、「西方院」という「笠寺観音」の僧坊の一つにあります。
◯こちら===>>>
http://202.212.212.157/kandera/modules/bwiki/index.php?%C0%BE%CA%FD%B1%A1
「笠寺観音」の外縁に立っていた石仏。
お姿(三面八臂)や持ち物から、また石仏ということは「道の神」としておかれていただろうことから、「馬頭観音」と思われます。
『密教辞典』を見たからわかるんですけどね。
こちらは「泉増院」。
◯こちら===>>>
前回紹介した「玉照姫」の像が安置されているようです。
通りから奥まったところで、非常に静かな気配でした。
入り口から見ると、雰囲気のあるたたずまい。
由来なんかは、特に調べておりません。
地元にもまだまだ、行ってみたい神社仏閣はあるものです。
むしろ、地元では有名すぎるので、行っていないところもあるわけで。
どうせなら、「なごや七福神」も巡ってみたいものですねぇ。
みなさんも、近くの神社仏閣にお参りしてみると、面白いものが見つかると思います〜。
「大悲殿」は観音様〜。