12/11。
休日出勤の代休を取り、見事に晴れましたので、「お伊勢さん一気に巡ってみようツアー」に出かけてきました。
結構朝早くに起ちましたが、もうちょっと早くてもよかったかな、と。
まずは、「豊受大神宮」。
つまり、「伊勢神宮・外宮」です。
○こちら===>>>
伝統的に「外宮先拝」なのだそうです。
駐車場側(北御門口)から入ります。
正宮までは、結構歩くんです。
敷地、広いですよねえ。
それに、当たり前ですが、緑が多い。
森。
見えてきました。
遷宮なったばかりの、新しい正宮。
社殿配置は、
○こちら===>>>
でご確認ください。
正殿は、撮影禁止です。
未だ紅葉の残る季節でした。
常磐樹、常若を示す常緑樹が多いのが神社の森の特徴ではないかと思いますが、これだけ木があればそうも言ってられんでしょう。
続いて別宮巡り。
まずは「土宮」。
○こちら===>>>
http://www.isejingu.or.jp/shosai/geku/geku4.htm
宮川の治水に貢献したことで、末社から別宮になったそうです。
名前の示す通り、本来は地主神だと思われます。
このお社だけ、南面せずに東面しています。
「古来、理由は詳らかならず」ですが、創建以前の様式を残しているのではないか、との話もあります。
「東」、つまり日の出を迎えるわけですから、何かしら意味があるのでしょう。
元々の地主神も、太陽神だったので、東を向いている、とか。
妄想ですが。
続いて、「風宮」。
○こちら===>>>
http://www.isejingu.or.jp/shosai/geku/geku5.htm
御祭神は「級長津彦命(しなつひこのみこと)」、「級長戸辺命(しなとべのみこと)」。
どちらも、記紀神話に見られる風の神です。
こちらも、本来は小さなお社だったのが、「元寇」において神風を吹かせたことで、別宮となったようです。
次の別宮には、階段を上っていきます。
山紅葉、美し。
「多賀宮」。
御祭神は「豊受大御神荒御霊(とようけのおおみかみのあらみたま)」。
○こちら===>>>
http://www.isejingu.or.jp/shosai/geku/geku3.htm
別宮の中でも、『延喜式神名帳』や『止由気宮神名帳』にその名が見えるようで(「高宮」と表記)、一番格が高いそうです。
「高いところ」にあるから「高宮」=「多賀宮」。
安直にすぎやせんだろうか。
西洋キリスト教の建築物を見ると、「縦方向の神性」というものが窺えます。
「天に向かって伸びる=天に近づく=神は天にいる」。
こういった神性は普遍的で、日本の神々も、高天原という「天」から「降りてくる」ので、少なからずあったはずだと思います。
山岳信仰もまた、極めて普遍的なものです。
そう考えるとですね、正宮よりも別宮が高い場所にある、っていうのは、どういうことなんでしょう?
何かおかしくないですかね?
これが、新しく別宮になったというならともかく、かなり古くから存在していたらしい、と。
うーん……。
ところで、「多賀」というのは、「賀が多い」、めでたいというような意味ですが。
本来「高」と書いたなら、「多賀」は当て字なんだと思います。
で、「多賀」のつく地名は少なくないですが、例えば「多賀大社」。
○こちら===>>>
う〜ん……何か関係がありますかねえ。
あると面白いんですが。
階段を下りつつ、「多賀宮」を撮影。
こちらは「風宮」。
朝の光は若いですねぇ。
こちらは、「土宮」の前を通って奥に入ったところ。
井戸です。
多分……。
正宮をいろいろ。
こちらは、入ってきたところとは違うところ(第二の鳥居)。
で、第一の鳥居。
橋越しに、第一の鳥居。
妄想は、「お伊勢さん一気に巡ってみようツアー」の最後にたくさん書くとしまして。
一気に巡るために、急がなければならないのです。
というわけで、今日はここまで〜。