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結構とんだな……2020年はあまりぐるぐるできなくなった年なんですね……ふぅ……というわけで、名古屋市内の小さめのところもいきましょう、と意気込んでの「(吹上)八幡社」へ。
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とりあえず、名古屋市の史跡散策路のHPから。
社標。
鳥居。
立地の関係で、角です。
拝殿……いや神楽殿かな。
すでに暑かった記憶があります……比較的早い時間帯だったんですが。
狛犬さん。
尾張造、っぽくなっています。
境内社……えっと……。
ご神木……なんだろう……木の種類が未だに全然わかりません。
境内社遠景。
拝殿から本殿。
「吹上八幡社
御祭神 (略)
御由緒 創建は安政五年八月。愛知郡御器所村字木市に祭祀。明治十九年七月に崇敬者の勧請により、御器所村からこの地に遷祀。(以下略)」
安政年間というと、150年くらい前ですか……創建がわりと最近なのですね。
御器所には、「御器所八幡宮」という立派な八幡さまがいらっしゃいます。
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「御器所八幡宮」(昭和区) - べにーのGinger Booker Club
「御器所八幡宮」(補) - べにーのGinger Booker Club
参道。
別の入り口。
敷地の形が面白いので、景色もなかなか面白いです。
裏に回って見ました、本殿。
さて。
といっても、引用するほどのものはなく……一応、『尾張志』(引用にあたって旧字をあらためた箇所あり/判読不能文字は■に置き替える)、
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尾張志. 5 愛知郡 - 国立国会図書館デジタルコレクション
↑の7コマ、上の過去記事でも紹介している「御器所八幡宮」のものと思われる記事に続いて、御器所村の神社が掲載されているのですが、何しろ『尾張志』がまとめられたのが天保年間で、「吹上八幡社」が御器所村に創建されたのが安政五年なので、掲載されているはずもなし……。
津田正生翁の『尾張国地名考』も、発行年間は別として、本人が嘉永五年に亡くなっているので、安政五年に創建された御器所村の八幡さまのことなど知るはずもなく……。
「吹上」という地名については、『尾張国地名考』にちらっと書かれておりまして、
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↑32コマの、「古井村」の項の最後にちらっと、
「【附言】【瀧川弘美曰】小井の境内に吹上といふ所あり是は古へ呼纉の濱より北へ井戸田の西前津の東を亨りて爰まで入海なしり時の真砂地の吹上なりといふ我住所辺を汐見原といふ又高岳院の山をも汐見山といふこは高き山にはあらず」
地名由来が解説されています。
昔は「熱田神宮」の目の前が海で、そこから吹く海風がこの辺りまで届いていた、ということなんでしょうか。
想像力に乏しいので、あの、昔の地形図と今の地図を重ねた、あれがほしいですね……どこかのサイトにあったかな……そもそも、昔っていつなんだ……ひとまず江戸時代、かな。
名古屋市内の神社は全部巡ってみたいので(とりあえず、現存するところ)、またどこか行きます。