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心そぞろだったわけでもないですが、いろいろ考えることもないですが、まだ開拓していない名古屋の神社を、ということで中村区の「中島八幡社」へ。
……HPはないし、名古屋市の歴史散策路にも載ってないし……。
鳥居。
蕃塀がありますね、木造。
村社なのに情報が少ない……。
拝殿(の手前)に由緒書が。
「当八幡社は往昔那古野原の北部に鎮座あらせたまいしが慶長十五年今より四百余年前徳川家康其子義直の為に名古屋城築城の際其敷地に罹り当地に御遷座あらせたまいし延喜式以前のいとも貴き◼︎◼︎◼︎◼︎なり由来当地の守護神とならせたまい(略)」(旧字をあらためた箇所あり/判読不能文字は■に置き替える)
神社の所在地は則武というところで、栄生から黄金をつなぐ大通りに面しています。
一等地、の割に地元感満載で好ましいです。
「津島神社」に……あれ、一番向こうはなんだったか。
境内社の入り口。
社殿の向かって左側にあります。
こちら「八坂龍神社」。
慶長八年、境内にあった榎に龍神が住んでいたようですが、荒れてしまったそうで(明治初年の「偶像崇拝」禁止で見向きもされなくなったと)。
戦後、修験者が「龍神が住むところを失って悲嘆にくれている」とのことで、新たにお祀りしなおしたそうです。
「縁起由来」より抜粋。
「重軽神龍」……おもかる石がここまで仰々しいお名前なのは初めて見たな……。
「八坂龍神社」参道入り口。
……なんで「八坂」なのかはよくわかりません(「津島社」があるくらいだから「祇園」系「天王」とは関係なさそうだし、どちらかといえば平坦な土地だし……ううん、元々はあったのかもしれないですね「祇園」系「天王社」)。
狛犬さん。
本殿手前で、これ以上近づけない……残念。
こちらは拝殿前の狛犬さん。
拝殿。
彫刻、なかなか立派です(さすが村社)。
新しめ、でしょうかね。
国会図書館のデジタルコレクションでざっと見た限り、面白そうな文献は見当たらず……うーん、区史とかを集めないといけませんね……もともと村社(いつ列されたのかは不明……あ、社標見てくればいいのか)だったので、それなりに存在感があるはずなのですがね……。
古文書とかか……郷土史家に近づいていくほどではない、ゆるい神社仏閣ラバーなので……それでもまあ、区史とか村史は手元にほしいですねぇ(図書館、今空いてないですし)。