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ある仕事帰り、中区の丸の内辺りを歩いていたら、発見したのでつい撮影。
「少彦名神社」。
極めてこじんまりとしているのですが、案内板を見る限り、どうもこの一社のみで宗教法人格を取得しているっぽいです。
検索してみたら、HPがありました。
◯こちら===>>>
上記HPによれば、
「元々は、名古屋市東区呉服町二丁目(今の名古屋市中区丸の内三丁目8番26号のあたり)に社殿を建立し、茨城県の大洗磯前神社および同県那珂湊市酒列磯前神社から、少彦名命と大国主命のご分霊をお迎えした」
◯こちら===>>>
◯こちら===>>>
……うわ、「酒列磯前神社」って、ひたちなか公園から本当に近いじゃん……去年の「ROCK IN JAPAN」のときに行けたんじゃないのか……?
「戦火により社殿焼失。昭和23年、現在地へ遷座。改めて社殿を設け、昭和25年に大阪市の少彦名神社からご分霊をお迎えした」
……え、何でもう一度、「磯前神社」から勧請しなかったんでしょう?
遠いから?
名古屋市各区のHPでは、「史跡散策路」が紹介されており、その中区のものを見ると、
◯こちら===>>>
「元々京町と呼ばれていた辺りは、江戸の本町、大阪の道修町と並ぶ日本三大薬屋の町として城下町時代から栄えた。その数ある薬屋たちが「薬祖神」として大正4年(1915)に創設した神社」
が、こちらの「少彦名神社」なのだそうです。
宗教法人の代表が、中北薬品の会長さんだそうで、
◯薬事日報の記事===>>>
少彦名神社(名古屋)で薬祖神大祭開かれる : 薬事日報ウェブサイト
こうして今でも粛々と祭りが開かれているようです。
商業と宗教が通じているのは、何か利権の匂いがしないでもないですが。
世の中には、人智の及ばないものがあるのだ、という極めて謙虚な発想もあるような気がします。
ただ、謙虚ではありますが、「だから神様どうにかしてね」というのは、極めて現実的、です。
それでいいと思います。