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やってきました神戸!
というわけで、それが目的ではなかったのですが、立ち寄らずにはいられない「生田神社」へ。
◯こちら===>>>
ぬるぬるっとナビが案内した神社の駐車場に車を入れ、まずは楼門へ。
社標……あれ、下が切れてる。
一気に拝殿です。
すごいタイミングで鳩もフレームイン。
狛犬さんたら、
狛犬さん。
むっきむき、青銅製……じゃないですね、彫刻かな。
拝殿を右手に回っていくと、摂社があります。
「塞神社
御祭神 八衢比古命 八衢比売命と申し衢々に起きる災いを防ぎ給う神なり(防夭・食中毒防止の神)
雷大臣神社
御祭神 元当神社社家後神氏先祖神中臣烏賊津連を祀る神社なり(食文化発展 料理上達の神)
人丸神社
御祭神 柿本人丸公を祀る社で、昔より和歌の神として朝野の尊崇が篤い(学問の神・防火の神)」
……御祭神の御神徳がちょいちょい気になります……。
生田森へと通じる道です。
途中に庖丁塚がありました。
デザイン性高し。
楠の御神木、です。
その奥が東側の門。
「稲荷神社
御祭神を倉稲魂命という。保食神、御饌津神とも申し伊勢の外宮神と御同躰であられ、古来衣食の神として尊崇篤く、三月の午の日の祭は餅撒き神事で賑わう。」
というわけで「稲荷神社」です。
お狐様なんかも新しいですね。
建て替えが行われる、というのは神社が賑わっている証拠でもありますので、それはそれでありがたいことです。
朽ちかけているのも風情はありますが……。
新しいので、蟇股なんかもデザイン性が高し。
いいのかどうかはよくわかりません。
これなんだっけな……あ、本殿の裏側だったかな(さすがに10ヶ月近く前のこととなるともう……)。
狛犬さんが睨みを効かせています。
「蛭子神社
御祭神 蛭子尊
日本の国をお生みになった伊邪那岐伊邪那美神の御子神で一般には「えべっさん」の名で親しまれ、商売繁盛の神である。
例祭日 一月十日」
というわけで「蛭子神社」。
狛犬さんがまた独特です。
生田森の標と、「戸隠神社」。
「蛭子神社」の左手にあります。
さらに左手、生田池には、
「生田弁財天 市杵島神社」が。
隠れちゃってますけどね、立て札。
境内図。
「御由緒
当社は稚く瑞々しい日の女神「稚日女尊」をお祀り申し上げげ古く神功皇后三韓より御帰還の砌、御神誨によって「活田長狭国」即ち現今の処に御鎮斎になった由緒高い大社で、神戸の地名は当社の「神戸」から起こったものであります。
古来より朝野の尊崇極めて篤く、生業守護・健康長寿の守護として名高く家運隆昌・円満和楽の御神徳を仰ぎ奉らむと年々歳々多くの神前結婚式をかぞえ、「縁結びの神」として有名であります。
又、平安の昔、文人墨客が名勝「生田の森」を訪れ、その後源平合戦の古戦場となり、近くは昭和二十年六月五日大東亜戦争の戦災により悉く焦土と化し、昭和三十四年四月氏子崇敬者の奉賛により、戦災の復興を成し遂げ、更に昭和五十九年式年造替の制を定め、輪奐の美いよいよ整いましたが、平成七年一月十七日未明阪神淡路を襲った大震災によって御本殿を始め諸建物、境内各所に甚大な被害を受けました。然しながら関係者の不断の努力により、平成八年六月震災前にも増して立派に修復がなったのであります。更に平成二十一年九月第三回式年造替により、すべての修復復興が完了いたしました。
尚、境内には「生田の森」「生田の池」「箙(えびら)の梅」「敦盛の萩」等幾多の史跡を有し、古くより今日に至る有名な処であります。」
なるほど、そうでした、「稚日女尊」ですね……それにしても、当神社の「神戸」から神戸という地名ができたとは知りませんでした。
地元のことだってろくに知りませんからね……。
「源平合戦の古戦場
史跡 生田の森
世に有名な『源平合戦』の折、西は須磨の一ノ谷から、東はこの生田の森にかけての一帯が戦場となりました。
平家はこの生田の森を大手の木戸口とし、知盛大将軍・重衡副将軍が陣取り防備を固めていましたところ、ここへ源範頼の軍勢が攻め入りました。
この時の若武者・梶原源太景季が境内に咲き誇った梅の一枝を箙(えびら)に挿して戦った事は武士の風流として語り継がれ、現在も「箙の梅」として老梅が境内に植わっています。
この他にも生田神社の境内には、源平の合戦に因んだ史蹟が多数残されています。
古くより文人墨客に愛され多くの歌に詠まれてきたこの森も、現在では都会の真中のオアシスとして、また、パワースポット・ヒーリングスポットとして親しまれています。
また、春にこの『生田の森』にて開催される『曲水の宴』は平安の歌遊びを再現した雅な行事としてお楽しみ頂いております。」
確かに、街のど真ん中にありますよね……ちょっと歩けば三宮駅。
神戸に来たのが何しろ初めて……だったかな……なもので、ちょっと驚きました。
それにしても、平安後期から鎌倉か……ほぼ知らないことだらけで恥ずかしい限りです。
「箙」というのは、矢を入れておく入れ物のことのようです(それも知らない)。
伊達男というか気障というか、そういう人はどの時代にもいるもののようですね。
さてと、ということは、『平家物語』か『源平盛衰記』か……『平家物語』は全巻揃ってないし、『源平盛衰記』もないな……どうしようか……。
鳥居と社標、そして狛犬さん。
駐車場から、これは「大海神社」でしょうか。
申し訳ない……先を急ぐ旅でもあったので、こんな中途半端な感じです……いつかまた。
御朱印。
文献などは次回に〜。