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「羊神社」の参拝を済ませて、せっかく北区まできたのでふらふらしてみようか、と。
スマートフォンの地図をぐりぐりしていたら、歩くにはいい感じの距離に「六所社」というのがあるらしい、と。
行ってみることにしました。
なぜか後ろ側から回って正面に。
金属拵えの鳥居です。
鉄かな。
「羊神社」に比べると、見事に閑散と。
二の鳥居もあります。
なかなか大きな神社ですよ。
ちょっとパノラマ。
拝殿。
御祭神はご覧の通りで、「伊弉諾神」「伊弉冉神」とその御子神だけ、というなかなか珍しい構成です。
「六所社」などという名前の神社は、基本的には近在の神社を集めたもの、と考えられますので、辺りにお祀りされていたものと思いますが、それにしても恣意的な匂いが。
拝殿向かって左側の「八幡社」、だったと思います……。
どっちだったかな。
向かって左側から、本殿ちらり。
「熊野社」。
「山之神社」。
「八大龍王社」。
「弁天社」。
「琴平金比羅社」。
拝殿向かって右側には「天神社」。
参道東側の鳥居。
これはなんだったかな……神輿庫にしては入り口が小さいような。
やっと由緒書的なものが……あったと思ったら読めないし。
「創建不詳」だけわかりました。
境内の「豊藤稲荷社」。
御祭神が岩に刻まれていました。
そのほか、
「御嶽神社」と、
また、
「有終館」という建物と、「杉江橋」と彫られた欄干跡(?)が。
何かの句碑もあるようでした。
以上です。
いやいやいや、何で案内板の一つもないの?
創建時期が不詳だから?
まぁ、多分明治以降でしょうけれども。
「有終館」ってなに?
個人経営のアパート?
検索しても、同志社大学の西洋建築とか、どこかの藩校しかヒットしないんですけれど?
「六所社」どころか、境内社を合わせれば十社はある、立派な神社です。
地元の鎮守さんだと思うので、「羊神社」のように各地からの参拝客でにぎわったりはしていませんが。
けっこうなワンダーランドですよ?
北区の郷土史を紐解かないといけないかなぁ……。
近所の方と思われる老夫婦と、鳥なぞを追いかけるお孫さんの姿が微笑ましく、鎮守の杜はこういうものでないとね、と思いました。
このままじゃ、失われていきそうですけれど。
素敵な空間です、是非残っていっていただきたいです。
あ、社務所があるのかさえも確認しなかった(をい)。
いえ、ありましたよ。
ただ、人の気配はありませんでした。