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「沼袋氷川神社」を後にしまして、ぶらぶらと中野駅方面に歩いてきて、「北野神社」に行き当たったのでご参拝。
◯こちら===>>>
鳥居。
桜が見事に咲いておりまして、土曜日、天候もよろしくて、人手がありました。
またいきなり境内社ですが、「合祀社 實樹稲荷社」。
「江戸時代後期の文化十四年(一八一七)に板倉勝政氏により市ヶ谷の庭内に守護神として鎮守されたのが始まりである。
平成二十七年十月、矯正研究所施設移転にともない、北野神社境内社・稲荷神社に合祀され現在に至る。
尚、本殿横の實樹稲荷社・社号碑(背面由来書き有)は前鎮守地境内にあったものを当地に移設したものである。」
「板倉勝政」が誰だかわからない……ので、
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↑「コトバンク」より、
「1759-1821 江戸時代中期-後期の大名。
宝暦9年3月20日生まれ。板倉勝澄(かつずみ)の7男。兄勝従(かつより)のあと,安永7年備中(びっちゅう)(岡山県)松山藩主板倉家4代となる。奏者番(そうじゃばん),寺社奉行をつとめた。藩校を整備し有終館と命名した。文政4年3月2日死去。63歳。」
なるほど、備中松山藩主、ということはこの辺りに松山藩江戸屋敷があった、ということですか(よくわかっていない、結局)。
この小さいお社は……なんだったか……。
↑公式HPによれば、御祭神は「日本武尊」です(そりゃそうです)。
拝殿正面。
狛犬さん。
造作も細かく、流麗な印象。
境内遠景。
ちょっと、桜がまだ満開でないのが残念でした(あれ、散ったあとだったかな……)。
力石、もあります。
面白屋根の手水舎。
社標。
御朱印。
弥生、と書いていただいたのは初めてかもです。
さて。
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大日本地誌大系. 第1 第6冊 新編武蔵国風土記稿六 - 国立国会図書館デジタルコレクション
↑やっぱり『新編武蔵風土記稿』しか見つけられなかったので、致し方なく……(引用にあたって旧字をあらためた箇所あり/判読不能文字は■に置き替える)。
157コマです。
「天満宮 (略) 村の中ほどにあり、本社は一間四方、拝殿二間に三間南に向ふ、前に木の鳥居をたつ、松の並木ありて物ふりたる社地也」
……ええと、まあ、仕方ない……。
↑公式HPによれば、
「新井一円の総鎮守である北野神社は新井天神と称し、文武両道の神とされる菅原道真公、また食物を司る保食神の二柱をお祀りしております。 当神社の創建年代は明らかではありませんが古くは天満宮と称し、天正年間(1573~1592)、新井薬師の開祖である沙門行春が建立したとも、それ以前よりこの地の鎮守社であったとも言われています。 境内には「新井」という地名の由来ともなった井戸が現在も使用されています。」
だそうで……そうか、忘れがちですが、神仏習合、「新井薬師」にこそいろいろな記録が残っているのでしょう。
というわけで、次回は「新井薬師」にぶらりと行ってみます。