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神社仏閣ラブ(弛め)

「世界一の美濃焼狛犬」〜「八王子神社」(岐阜県瑞浪市)

6/24。

今回は毛色を変えまして、ある人物から入手した情報を元に、「世界一の狛犬を求めて、岐阜県瑞浪市へ。

神社としては、八王子神社です。

 

○こちら===>>>

大川の美濃焼狛犬群 | 瑞浪市

 

瑞浪市のHPです。

 

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とりあえず、石灯籠から。

秋葉山」「牛頭天王」「太神宮」「金毘羅山」……大集合。

 

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神社前の景色。

 

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鳥居。

 

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鳥居、別角度。

 

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狛犬さん。

陶器製の狛犬さん、あちこちにあります。
セラミックなので、保存さえ適切に行われれば、長い年月の風雪に耐えうるものでしょうが、衝撃に弱いので破損の危険が石、青銅などに比べれば高い、と。

素材選びはなかなか難しいのでしょう。

 

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階段。

 

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登り切ると、まず神楽殿

 

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扁額。

 

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そのまま進めば拝殿。

 

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瑞浪市指定文化財 美濃焼狛犬
狛犬は、中世では、多くが小型の石製や木彫のものが本殿の縁に据えられるものが普通であった。
しかし、彫刻が難しいところから陶器に関係の深いこの地方では、江戸の中期以降に神社の氏子や信者たちが、個人または共同で庇護や利益の祈願報謝の意味をこめて、陶製狛犬を奉納するようになったといわれている。
しかしこれらのうち半数が無銘で、年代も作者も一部しか判明していないのは残念であるが、この大川八王子神社の五対余のうちに「羽柴与左衛門景度作」在銘のものがあることは大変貴重なことである。
この景度の先祖は、室町後半期の文明六年(一四七四年)武蔵国久良岐郡(神奈川県横浜市附近)より移住してきた加藤左衛門尉景信で大川窯を開き景光、景忠と続き、景度の時代で前世をきわめ、その製品は「与左焼」と呼ばれ広く世間から賞用された。
その銘ある狛犬は、小型ではあるが与左衛門の元亀、天正頃の作と考えられ、その◼︎作のすばらしさを現わしている。」

 

なるほど、横浜からいらっしゃったと。

そういえば、瀬戸の陶祖「加藤四郎」という人がいましたね……。

 

○こちら===>>>

「窯神神社」(瀬戸市) - べにーのGinger Booker Club

「深川神社」(瀬戸市) - べにーのGinger Booker Club

補遺「瀬戸」(『尾張名所図会』より) - べにーのGinger Booker Club


瀬戸市瑞浪市、決して遠くはないので、なんらかの関係があるのではないか、と思ったりもしますが、さてどうなんでしょう。

 

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拝殿。

 

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ちらっと本殿。

 

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「金毘羅」さんの碑。

 

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「天神」様。

 

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狛犬さん。

 

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瓦に「八王子」。

 

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津島神社」、要するに「牛頭天王社」です。

 

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拝殿前から神楽殿

 

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青紅葉。

いや、神社としても素敵ゾーンでしたよ。

通常、神社は常緑樹が多いのですが、そんなことおかまいなしで落葉樹が植わっているところもあります。

おそらく、神仏習合時代の名残、なのでしょう(ですので、むしろ常緑樹のみ、というところが新しく整備されている可能性もあります)。

 

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そして、これでもかと狛犬

近所の人や子供たちが作ったもののようです。

 

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まだ狛犬さん。

 

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神社境内のお隣に、ありました「世界一の狛犬」さん。

 

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概要が書かれています……久々に聞いたな「ふるさと創生事業」……金をばらまいてもろくなことにはならない、ということを証明したような事業でしたが、こういう面白いものも残っているのを考えると、悪いことばっかでもなかったのかな……。

 

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どん。

作ったはいいが、15トンで動かせない……なので窯ごと残しました、ということなのでしょうか。

いや、それならそれで、興味深いものになっていると思います。

思っていたのとはちょっと違っていましたが、楽しめました。

まあ、時にはこんな感じも……あ、神社の歴史なんかはちょっと掘り切れなかったもので、郷土史家のみなさんにお任せします。

 

(ボソッ)……これで御朱印を頒布されるようになれば、もっと人が来ますよ……。