べにーのGinger Booker Club

神社仏閣ラブ(弛め)

「東郷神社」(東京都)

3/20。

雨のそぼ降る中、所用で上京しまして、原宿を通過したもので、こりゃちょっくら歩いてみようか、と東郷神社まで。

 

◯こちら===>>>

harajukutogo.wixsite.com

 

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社標。

 

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鳥居をくぐって、参道。

 

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「第一駆逐隊」の碑。

 

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灯篭。

 

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東郷記念館と、池。

桜にゃ速い、春の冷雨でしたね。

 

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と思ったら、ちょっと咲いてました。

うん、晴れていればもっと美しかったでしょうに。

 

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階段を上って、社殿まで。

 

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案内板。

ちょっと遠かった……。

 

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門。

 

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手水舎。

新しい……のですが、世の中の緑青ふいてる銅板屋根の多くは、このように赤銅色で、陽光にまばゆく輝いていたはずなのです。

それが、緑青に彩られて、不思議と常若の空間と同化していくという……誰が発見したんだろうなぁ、年月を経るにつれて緑になっていく、という現象と、神社の常緑性を結びつけるという思想を。

 

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拝殿。

 

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狛犬さん。

若い、意匠も若い、そしてむきむき。

 

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これは、どっちだったかな……本殿を撮影したんだと思います。

 

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「海の宮」。

祖霊社、ということです。

 

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拝殿遠景。

 

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社紋(?)。

これは、海軍関係の紋章ですか?

すみません、そっちは全く詳しくないもので……。

 

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東郷神社」ですから、海軍関係の碑も多く。

こちらは「海軍特年兵の碑」。

 

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こちらは、「潜水艦殉国碑」。

 

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狛犬さん。

独特……幾何学的というやつでしょうか。

 

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御朱印

 

はい、というわけで……ええと、本当に参拝した記録です。

人を神に奉る、という行為は、現代でも行われているところですが、汎国民的に神格化される、というのはこのあたりの時代の方まで、だと思います(「乃木神社」とか)。

松下幸之助」を祀った神社もありますが、規模が違います。

果たして、こうして祀られている人たちは、神と崇めてほしいと思っていたのか、ということと、お祀りしたい、と思う凡俗の心は常に一致しないものなのですよね……むしろ、そういう人こそ、祀られるのです。

この時代であれば、もう怨霊はあまり機能しなくなっているでしょうから……とはいえ、ある種の畏れを抱いて、というのは間違いないので、本質的には同じなのかもしれません。

そして、近現代史及び軍事史、軍事関連の知識がからきしない私にとって、ほぼ狛犬さんを愛でに行っただけ、という……勉強します。

 

「山神社」(名古屋市中区)

あけましておめでとうございます。

ええと、平常営業です。

 

3/3。

前回の「白山神社」から、通りを挟んで南東方向にある、「山神社」にご参拝。

小さな神社です。

 

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鳥居。

社標あり、村社ですね。

 

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境内の様子。

写真ではわかりづらいのですが、大通りからはちょっと高い場所にあります。

 

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社殿。

 

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狛犬さん。

どちらも耳が欠けているのは、何かの呪いではなくて、多分欠けやすいからなんでしょうね……。

ちょっと見逃してしまいそうな、小さな神社です。

 

さて。

 

◯こちら===>>>

尾張志. 2 名古屋 - 国立国会図書館デジタルコレクション

 

尾張志』を見てみましょうか(引用にあたって旧字をあらためた箇所あり/判読不能文字は■に置き替える)。

16コマです。

 

「山神社
日置白山社の東にあり大山祇命を祀るこの社邊なる小坂を三年坂といふ」

 

うむ、短い……んですが、一応項目立てられているところを見ると、かつてはもっと規模も大きかったのではないか、と思われます。

 

◯こちら===>>>

名古屋市史. 社寺編 - 国立国会図書館デジタルコレクション

 

↑『名古屋市史』の社寺編(お世話になります)も見てみましょう。

290ページです。

 

「二五 山神社
山神社は中区西脇町 (もとは日置町) の北側に在り、境内八十五坪一合五勺あり、勧請の年月詳ならず、明治三十年頃改造遷宮し、四十四年十二月重葺す、今村社に列す、祭神は大山祇神火之迦具土大神、武速須佐之男大神なり、殿宇には神殿及び周囲石垣 (明治四十五年春落成す) あり、境内神社は迦具土社、津島社合殿 (祭神は火之迦具土大神、武速須佐之男大神なり、創立年時詳ならず、もと同町にありて、無格社なりしが、明治三十五年十二月、本社境内に遷座す) の一所ありしが、大正二年二月、本社へ合祀せり(以下略)」

 

うむ、『尾張志』は江戸末期、『名古屋市史』は戦前ですから、明治以後の神社の整理で、いくつかの神社が「山神社」に集められたようですね。

結局、本社に合祀されているので、社殿は残っていない、と。

うむ……「津島社」系の神社は、地域的に多い、というのは頷けます。

迦具土社」は、多分もともと「秋葉権現」系の神仏習合の社だったものを、明治以後に名前を変えたものが多いのでhないか、と思います。

つまり、火伏せの神なので、これもまた時代的に多くて当たり前。

では「山神社」、全国的な広がりがよくわからないのですが、東海地方ではわりと多いのではないかな、と思います。

神社分布に見られる地域性は結構面白いもので、特に山岳信仰系は、近いお山の勢力図が何となく見えてくるものだと思います。

東海地方では、「三峰社」系の神社が少ないのですが、関東にいくと、小さな神社も含めると多かったりします。

東海地方で多いのは、御嶽信仰(御嶽講)の祠なんかでしょうか(関東も多いですが、距離的に東海地方のほうが近いです……し、御嶽信仰の中興をもたらした「覚明」は尾張の人ですし……)。

尾張でいいますと、なにしろ濃尾平野ですから、霊山と呼ばれるものはあまり近くにはないのですよね(天狗が少ないのかもしれません)。

で、距離的に近いところで、「御嶽」「比叡山」「吉野」「秋葉山」、今ひとつメジャーじゃないところだと「鳳来寺山」、なんかは信仰の対象の霊山なのですが、「山神社」が結構多く見られるとすると、「比叡山」系の勢力が強かったのかな、と(まあ、日本最強に近い「天台宗」総本山ですからね、勢力云々の話でもない気がします)。

そういうことを研究していらっしゃる方がたくさん見えると思うので、もう少し勉強してみたいところではあります。

 

近況〜「三輪神社」「城山八幡宮」とか

12/30。

リアル年末です(本記事は、未だに2月とかですけれども)。

今年も推しごとが忙しく、更新がなかなか進みませんでしたが、来年もそんな感じで。

というわけで、近況を。

 

11/23。

「三輪神社」に月参。

 

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12/1。

若宮八幡社」にて、朔日参り。

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12/8。

「三輪神社」へ月参。

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御朱印帳が6代目(朱色)になりました。

屋根修繕の寄付を申し込むといただけるものです。

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12/29。

起きたら雪が積もっていて、「休みでよかった……」と安堵しつつ、「いや待て、そうそうない機会だぞ」と思いまして、雪の中の狛犬さんを写真におさめるべく外出。

とりあえず、千種区の「城山八幡宮」へ(行きやすかったもので)。

 

◯こちら===>>>

「城山八幡宮(しろやまはちまんぐう)」 - べにーのGinger Booker Club

近況再び - べにーのGinger Booker Club

 

↑過去の記事です。

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いやあ、けっこう降っていて驚きました。

 

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最初に出会う狛犬さんは、雪とたわむれず……。

 

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初詣の準備中。

 

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そうそう、こんな感じのを撮りたかったのです。

 

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摂社の狛犬さん。

 

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雪の「昭和塾堂」もなかなか風情があってよろしいかと。

そこから、まだ雪が残っているうちに、「桃巌寺」まで歩いてみました。

 

◯こちら===>>>

「泉龍山桃巌寺」(名古屋市千種区) - べにーのGinger Booker Club

 

↑以前の記事です。

 

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お寺、にちょっと異国情緒に富んだ狛犬さん。

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大仏様も雪の中でした。

 

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「城山八幡宮」の御朱印

また増えているような……とりあえず、年末にお参りできてよかったです。

 

というわけで、来年も遅々たる歩みですが、よろしくお願いいたします。

よいお年を。

「白山神社(大須)」(名古屋市中区)

3/3。

行き忘れていたわけではないのですが、の白山神社……大須、になるのかな。

公式HPなどはない様子。

 

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鳥居と社標。

 

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「上日置」かな……ここから北東方向に「日置神社」があります。

 

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二の鳥居、というのかどうか。

 

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ちょっとこんもり、土地の勾配なのか、もともとなのか(古墳ということもありえますか)。

 

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拝殿。

尾張造っぽい。

 

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ぽつねんと手水舎。

 

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拝殿向かって左側。

 

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そこから本殿に寄りました。

 

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境内社は「日吉社」。

 

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本殿。

 

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日吉社」正面から。

 

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西向きの社標。

 

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あ、鳥居は南北方向でした。

 

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境内全景。

高くなっているのがわかります。

 

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狛犬さん。

目がぐるぐる、ひげふさふさで可愛い。

 

……あら、これだけか。

 

さて。

 

◯こちら===>>>

大日本名所図会. 第1輯第8編尾張名所図会 - 国立国会図書館デジタルコレクション

 

↑『尾張名所図会』から(引用にあたって旧字をあらためた箇所あり/判読不能文字は■に置き替える)。

125コマです。

 

鶯谷 日置小川町の東、白山のあたりをいふ。今も人家まばらなる陋巷なれば、鶯の啼く音も一入静に聞きなさるる所なり。むかしより当国の鶯を賞せしにや、赤染衛門が家集の中ノ森の歌にも「鶯の聲するほどはいそがれず」とよみ、丹羽郡二宮山の山姥の故事にも、其所の鶯を賞せし由見えたり。[万葉集]の「鶯のかひこの中のほととぎす」といふ歌は、郭公は鶯のやしなひ子といふ事のあるをよみしよしなれば、[続日本紀]及び[扶桑略記]に「養老五年正月戊申朔。尾張国言。小鳥生大鳥」とあるも、此辺の鶯の巣より、餘鳥のすだち出でたるを見て申せしなるべし。[延喜治部省式]の中瑞のうちにも、「小鳥生大鳥」と見えたり。」

 

ふむ、当時(江戸末期)の情景が今ひとつ浮かびませんが……位置的には大須から堀川へ下っていく途中で、今もなかなか風情のある辺りですので、鶯も鳴いたことでしょう。

それにしても、鶯から『続日本紀』や「扶桑略記』などを持ってくる辺り、着眼点が素晴らしい(鶯谷も、郭公(ほととぎす)も、それこそ日本中にいたでしょうに)。

あ、郭公が托卵する、というのは結構古くから知られていたのですね(まあ、昔は自然を見ているしかないわけですから、現代人よりもいろいろなことに気づいたことでしょうけれども)。

 

◯こちら===>>>

尾張志. 2 名古屋 - 国立国会図書館デジタルコレクション

 

↑『尾張志』もみてみましょう。

16コマです。

 

「白山社
日置の山神社の北西の方にあり菊理媛神を祭るといへり初めて祭れる年月知かたし
摂社 山王社」

 

あっさり。

今も境内にある「日吉神社」が、江戸の頃から「山王社」としてあったことがわかります。

 

◯こちら===>>>

名古屋市史. 社寺編 - 国立国会図書館デジタルコレクション

 

↑『名古屋市史』の社寺編はいかがでしょうか。

289ページです。

 

「二四 白山神社
白山神社は中区上日置町(もと日置村、往古此辺を鶯谷といへり)の南側に在り、(略)、旧称は白山権現といふ、勧請の年時詳ならず、文明年中、大永年中、天正十五年、慶長十五年、貞享年中に各再営遷宮あり、今村社に列す、祭神は菊理姫命、殿宇は神殿、拝殿、井戸屋形、社務所、木鳥居(元禄年中修繕)等あり、境内神社は日吉神社(もと山王社と号せり、祭神は大山咋命)の一所あり、例祭は九月十五日にして、市より供進使の参向あり、(以下略)」

 

……まあ、江戸期の文献から拾って書いているので、さして変わらず……やはり勧請した時代はよくわからない、ということですね。

白山神社」、日本中にあるのですが、名古屋市内の比較的大きな「白山神社」だけでも、10くらいはあるのではないでしょうか(数えたことはない)。

いわゆる被差別民の集落には「白山神社」が多かった、という研究もあるようで、そうすると、「白山神社」が多い、というのはある意味で都会的な現象なのかもしれません。

被差別民と「白山神社」が今ひとつ繋がらないのですけれども……いや、勉強不足。

 

「日置神社」(再)(名古屋市中区)

2/24。

某ライブまで時間がたっぷりあるので、ぶらっとしつつ日置神社へ。

 

◯こちら===>>>

「日置神社」(中区) - べにーのGinger Booker Club

 

↑以前の記事です。

2018年も、狛犬を求めて流離う年、ということで。

 

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狛犬三昧。

「赤坂氷川神社」(再)

2/17。

いらっしゃい2018年。

というわけで、赤坂で行われたとある宴に出向きましたもので、赤坂氷川神社へ。

 

◯こちら===>>>

「赤坂氷川神社」 - べにーのGinger Booker Club

 

↑過去の記事です。

まあ、基本的には、狛犬さん写真集だと思っていただければ。

 

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御朱印

今年(もうすぐ終わりますが……)はこんな感じのシンプルなのが多いかもです〜。

 

「空鞘稲生神社」(広島市)〜広島参拝記

12/3。

まだ時間がありましたので、検索検索……で発見した、「空鞘稲生神社へ行ってみました。

 

◯こちら===>>>

sorasaya.or.jp

 

↑公式HPです。

 

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看板。

 

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参道入口。

太田川沿い、グリーンアリーナは目と鼻の先、ナイスな場所に鎮座されておりました。

 

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拝殿。

 

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天水桶……にしてはちょっと小さい気がします。

 

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拝殿、別角度。

 

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境内社の「恵美須神社」。
「寛政十年(一七九九年)の勧請」で、「明治三十五年三月」に併合した、と。

 

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拝殿遠景。

 

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狛犬さん。

玉。

 

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「幸神社」。

御祭神は「猿田彦大神」、創建は「天文年間」で、「彦山明神」と呼ばれていたそうです。

猿田彦」の「彦」なのか、そういう地名だったのか……。

 

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稲生神社」。

 

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狛犬さんその2。

若干、怪獣っぽいです。

 

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御朱印

ダイナミック。

 

……あら、また写真が少ないな……。


さて、神社でいただいたパンフレットによれば、御祭神は「宇迦之御魂神」「宇氣母智神」「和久産巣日神」、とのことです。

「ウカノミタマ」は「稲荷」の御祭神で、「稲生」と表記することも多いように思います。

「イネナリ」の音が変化して「イナリ」、そこから「イナオ」「イナウ」になった、ということでしょうか。

どこかで語源に関する記事を読んだ気がしますが……有名な、秦氏が餅を射って云々、ってやつはともかく、稲が「イネ」と呼ばれた時代、そこから「イネがナル」という言葉が生まれて、縮まって「イネナリ」になって、「イナリ」「イナオ」「イナウ」、という誰もが考えつく流れなんでしょうねきっと……で、こちらではそうではないようですが、基本的に「稲荷」の神使はキツネになっておりまして、何故なのか。

たぶん、いろんな人が説明していると思いますので、そちらを確認していただければ、と。

個人的には、キツネの体色と、尻尾が、実った稲穂に似ていたのが大きいのではないかな、と思っています。

御由緒は、

 

「古書に「空鞘神社の縁起は甚だ古く、勧請の年紀詳らかにするも由無なきも後陽成天皇の御宇豊臣秀次未だ関白たりし文禄元年壬申の歳、毛利輝元陰陽両道に跨る太守として広島城郭の築城を告ぐるの時枯萩寒草の間此の地に二社あり、大を空鞘大明神、小を彦山明神という」とあります。この他の私記等の諸書によれば天文年間の御創建ということです。その後隆興の一途をたどり、毛利氏の崇敬なかなか篤くかなりの社領をも有していました。
天保五年(一八三六)社殿を造営、明治五年(一八七二)社格を村社に列せられました。同四十年(一九〇七)神饌幣帛料供進社に指定され大正八年(一九一九)社殿を新築し神域を拡大、当神社より南舟入まで、及び中島、吉島一円の産土神として社頭も非常な賑わいを見せていました。昭和二十年(一九四五)八月六日原子爆弾によりすべて灰燼に帰しましたが、同二十八年(一九五三)十月復興され現在に至っています。
「空鞘」の名は、社頭の松の大木に刀の鞘のみが掛かって居たことによりその社名になったと伝えられており、昭和四十年の町名改正まで神社周辺は空鞘町と称していました。」

 

とのことです。

なるほど、広島の歴史に関しては、毛利輝元のことを勉強しないことにはいけない、ということですね……ふぅ……戦国時代のことはわからんです……ちょっとずつ勉強してはいるんですけれども。

「陰陽両道に跨る」というのに反応して、すわ陰陽道絡みの怪しげなネタか、と思ったのですが、山陽道山陰道に跨る所領」という意味ですね……そりゃそうだ。

 

◯こちら===>>>

備後叢書. 第4巻 - 国立国会図書館デジタルコレクション

 

『備後叢書』の第4巻から(引用にあたって旧字をあらためた箇所あり/判読不能文字は■に置き替える)。

19ページです。

 

「虚鞘明神 在今府治西、未知祭何神也。」

 

……うん、以上。

どうも、この「芸備国郡志』というのは、寛文年間(ですので1661〜1673)辺りに書かれたもののようで、当然「毛利輝元」の時代よりはあとなのですが、まだその頃は隆盛していなかったようですね。

「未知祭何神也。」ですから。

ただ、この『芸備国郡志』という本は、『備後叢書』に入っているということで、安芸国の人ではなく、備後国の人が書いたようです。

そこまで安芸国のことに詳しくなかったのかな、という可能性もあります。

 

◯こちら===>>>

広島みやげ : 附・安芸の宮島 - 国立国会図書館デジタルコレクション

 

↑前回も引用した『広島みやげ』という本から。

20ページです。

 

「空鞘神社 空鞘町に在る郷社なり、祭神は宇迦之御魂神、宇氣母智神、和具産巣日神にして、当社は毛利氏の築城以前より大小二社ありて、一は空鞘明神と称し、一は彦三之神社と称したる由、宝物の大盃一個は漆器にして、能登国輪島木地屋八兵衛の作なりといふ、尚厳島神社白神社に各一個あるが合すれば一組となると云へり、如何にや。」

 

神社のパンフレットとあまり違いはないですね(宝物については、よくわかりません)。

 

これにて、広島プチ巡礼も終了。

さよなら2017年……。

 

 

 

 

で、もう2018年も12月になろうとしているのですな……ふぅ。