べにーのGinger Booker Club

神社仏閣ラブ(弛め)

「上野天満宮」他

2/16。

「蝮ヶ池八幡宮」までやってきたので、先延ばしにしていた参拝を。

「上野天満宮です。

 

◯こちら===>>>

名古屋天神 上野天満宮

 

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なかなか堂々たる風情。

境内も広く、辺りに高い建物もないので、存在感があります。

鳥居正面には駐車場がありますので、お車の方はそちらに。

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「四級社」というのは、神社本庁が定めている(らしい?)現在の社格のようです。

旧社格は「官幣大社」とか「県社」、「郷社」とかいうものでした。

それに比べると、

 

「四級社」というのはいかにも無粋な感じがします。

 

削ってもいいんじゃないですかね……。

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由緒書……ですが、読みづらい。

 

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鳥居をくぐって参道をいきますと、直角に曲っていますね。

さらに、蕃塀が建てられています。

 

「まっすぐにしか進めない怨霊を封じるために参道を直角にする」

 

だけではなく、

 

「その進行方向に蕃塀を立てて、来た道を戻らせる」

 

という、対怨霊ギミック重ねがけ、です。

 

 

執念すら感じます。

 

 

……あ、高田崇史流ですので、異論があるかたもいらっしゃると思いますが、まぁ適当にスルーを。

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天神様といえば牛、です。

そして、小さい人形は「おみくじ」なんですが……これが境内のいたるところにおかれておりまして。

 

 

「ピク◯ン」かよ、

 

 

と一瞬思いました。

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社殿を……なんでこんな写真しか残っていないんだ……銅葺の美しい社殿でした。

新しいのかな。

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本殿です。

流造のようですね。

 

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もちろん、紋は梅、です。

時期柄、場所柄、受験生とおぼしき親子連れが多く参拝に訪れていました。

 

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境内末社として、「白山社」、「秋葉社」、「御嶽社」、「琴比羅社」。

 

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こちらが……なんだっけな……「猿田彦神社」か「塩竈神社」だったと思います……。

 

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こちらが……あれ、「稲荷社」だと思ったんですが……。

 

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境内には「梅」がたくさん植えられておりました……ちょっと時期が早かったようです。

 

パンフレットによれば、

 

「(前略)京都を追われた花山天皇に仕えていた陰陽学者の安倍晴明一族の一部が、名古屋市千種区清明山に移り住みました。自らの境遇と照らして菅原道真公の心情を儚く思い、上野天満宮(現在地には、矢田川の氾濫から江戸時代に移動)を建て、菅原道真公を手厚く祀りました。

その後、昭和三十六年に近隣の浅間神社より伊弉冉命と木花咲耶姫命が合祀され、現在の三柱の神様をお祀する形と成りました。」

 

とのことです。

思いのほか、自分の地元が安倍晴明と縁があるので、驚いています。

千種区民はもっと驚いていいと思います。

ゆるキャラ、作りましょう。

狐の姿をして(安倍晴明の母は、信太の森の狐、という話があります)、蝮を食べている、狩衣姿のゆるキャラ

ついでに(?)、牛に乗せておきましょう。

 

 

……本家京都に似たようなのがいそうなので、やめときましょう。

 

 

さて、参拝を終えまして、もうちょっと歩いてみようと思いましたので、次の目的地は、

 

◯こちら===>>>

名古屋市:山口街道と民俗史跡めぐり(千種区)

 

↑で確認できる、「上野天満宮別宮」です。

 

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っても、今はコンビニの駐車場の一角に鎮座ましましております。

コンビニも含めて写真を撮ればよかったな。

結構、不思議な雰囲気です。

 

で、ついでなので、↑の散策路に従ってあちこち行ってみました。

 

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「弘法堂」。

言われなきゃ、自治会の物置にしかみえませんな……。

さすがに、もうちょっと、体裁を整えてもらえるといいのになぁ、と思いました。

 

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続いて、いくら探しても見つからなかった「金森明神」

今もお参りされているかたがいらっしゃるようです。

南天が美しいですね(南天だとしたら、ですが)。

「景清さん」とも呼ばれており、眼病平癒に御利益があるそうです。

「平景清」が合戦で失明したことに由来するようです。

我々の世代で「平景清」ったら、

 

 

源平討魔伝』の人

 

 

しかないですよね。

子ども心に、怖かった記憶があります……。

「金森明神」の「金森」、由来が今ひとつ探れませんでした。

調べ方が悪いのか、ネットでは限界です。

「金森」が、「笠森」であれば、「疱(かさ)守」つまりできものの神様なんでしょうが……こちらは眼病の神様ですしねぇ……。

あ、「南天」の樹皮は、眼病に効果があるそうですよ。

 

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最後に、逆光ですが三十番神社」

旧暦(陰暦)の一ヶ月が主に三十日となるので、毎日交代して法華経を守る諸神のことを指しているそうです。

日蓮宗で特に尊ばれたようです。

wikipediaで調べていただければ、どんな神様なのか、一例が掲載されています。

『日本の神様読み解き事典』によれば、

 

1:天地擁護

2:内侍所

3:王城守護

4:吾が国守護

5:禁闕(宮廷)守護

6:法華守護

7:如法守護

8:法華経守護

9:仁王経守護

10:如法経守護

 

の十種類がある、とされています。

そのうち、「禁闕守護の三十番神」は、

 

尾張熱田大明神

諏訪大明神

広田大明神

気比大明神

気多大明神

鹿島大明神

北野大明神

江文大明神

貴布弥大明神

伊勢天照皇大神

石清水八幡大菩薩

賀茂大明神

松尾大明神

大原大明神

春日大明神

平野大明神

大比叡大明神

小比叡大明神

聖真子大明神

客人大明神

八王子権現

稲荷大明神

住吉大明神

祇園大明神

赤山大明神

建部大明神

三上大明神

兵主大明神

鹿大明神

吉備大明神

 

だそうです(一日から並んでいます)。

ぱっと見、主に近畿地方の大きな神社仏閣が選ばれているようです。

何か基準があったようにも思えませんなぁ……。

密教では、「三十日秘仏というものがあり、

 

定光仏

燃燈仏

多宝仏

阿閦仏

弥勒仏

二万燃燈仏

三万燃燈仏

薬師仏

大通智勝仏

日月燈明仏

歓喜仏

難勝仏

虚空蔵菩薩

普賢菩薩

阿弥陀仏

陀羅尼菩薩

龍樹菩薩

観世音菩薩

日光菩薩

月光菩薩

無尽意菩薩

施無畏菩薩

得大勢至菩薩

地蔵菩薩

文殊菩薩

薬上菩薩

盧遮那如来

大日如来

薬王菩薩

釈迦如来

 

とされています(異説もあり)。

特定の仏様の日に参拝をすると、よくご利益が得られる、というところから、一説に、

 

 

「縁日」

 

 

の語源にもなったそうです。

 

 

千種区にもまだまだ、お参りしていないスポットがあるんですよね……地元を制覇できるのはいつなのか(あ、お寺はね……入りづらいので……)。

 

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「上野天満宮」ですが、「名古屋天神」とも称され、どうやら

 

名古屋三大天神

 

の一社のようで……あ、あと二つ……。

 

日本の神様読み解き事典

日本の神様読み解き事典

 

 

 

密教辞典

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