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とんだなあ……あまり神社仏閣に行けていない証拠なのですが。
というわけで、お休みだったので、静岡まで所用でお出かけついでに、ちょっくら巡ってみようとまず最初に「伊河麻神社」へ。
◯こちら===>>>
社標。
式内社、なのですな。
鳥居。
拝殿。
コンクリート造(?)の獅子鼻、かな。
境内の忠魂碑。
の前のお猫様。
境内社。
向かって左が「稲荷神社」、右が「金刀比羅神社」。
遠景。
ご神木かな……かなり雄壮でいらっしゃった(この枝ぶりよ……)。
別アングルから。
「伊河麻神社
(略)
祭神名 品田別命 例祭日 九月十五日
(略)
境内社 金刀比羅神社 稲荷神社 火産神社
(略)
由緒
延喜式神明帳に「駿河國有渡郡 伊河麻神社是也」と所載され、諸郡神階帳に「正四位伊河麻明神、白鳳四年四月創建ス」とある。駿河志料には「伊河麻神社 今井鎌大明神といふ、当社は延喜式神明帳所載にて、風土記に有渡清水(或は玉潔水)伊軸麻神社浄見原天皇御宇四年四月被祭之、應勅処分、為四宮奉祭譽田天皇所也」と見え、神階は諸郡神階帳に「正四位下伊賀麻明神」とありて古はいかめしき御社にど有りけむ。此地を去りて遥かに鳥居株井垣添など云う字ここかりこに残り古の大社の俤あり、今は村持の社なれど古木茂れる森なり、今川家の近臣に四宮右近光匡あり之此社の神官にして武役を勤めし人にやありけん」と記されている。明治八年二月郷社に列し(以下略)」
ふむ、御祭神が「応神天皇」でも、「八幡」を名乗っていない、ということですか……。
珍しいのか、何か事情があるのか……。
さて、式内社といえば『神社覈録』ですが、ちらっとみたら由緒書と変わらない感じだったので、
◯こちら===>>>
『特選神名牒』から(引用にあたって旧字をあらためた箇所あり/判読不能文字は■に置き替える)。
183コマです。
「伊何麻神社
祭神
今按社伝祭神応神天皇と云るは是も偽風土記の誤を襲へるものにて信じがたし別神なるべし
(略)
今按一説に上島村井鎌明神と云社是なりと云り井鎌明神と云ならんには此に由ありげなれど未だ明証を得ざれば附て考に備ふ」
式内社ですから、歴史的にはかなり古いと思われます(現在の社にそのまま繋がっているかどうかはともかく)。
御祭神が「応神天皇」かどうか、に関してはなんともですね……ある時期からは、そういった認識があったのでしょうから、それ以上遡ってどうこう、というのはなかなか難しいかと……静岡といえば、「日本武尊」ゆかりの神社なのか、と思えばそういうわけでもない様子……名前に何かヒントはないか、と思っても「いかま」……比較的安倍川に近いので、水神関係かなと思ったりもしますが(昔の川の流れについてはわかりません)、「鎌」は関係なさそう……むしろ「いかずち」と同じ「いか」だとすると、「厳」ですから、神の威力の表現、であれば特定の神性というよりは地域の神の総称っぽい……ううむ、詳しくは地域の方にまかせるしかないようで。
ともあれ、プチ静岡巡りです〜。