1/28。
「姥堂」から「熱田神宮」方面へ戻りつつ、そういえば気になっていた寺院があったのを思い出しました。
「補陀山円通寺」です。
◯こちら===>>>
http://www.akibasan.or.jp
……と思ったら、公式HPでは「秋葉山」になっていました。
一応、境内の案内板には「補陀山」とあるんですよね……ああ、御本尊によって山号が異なるのでしょうか(?)。
「補陀山圓通寺
十一面観世音菩薩
創立 弘法大師空海 弘仁年間(西暦八一〇年頃)
開山 勅特賜大明◼︎◼︎誓海義本 明徳二年(西暦一三九一年頃)
開基 尾張氏 現在田島氏」
こちら本堂……というか、観音堂でしょうか。
屋外に「毘沙門天」像と、香炉を支えるのは邪鬼か夜叉か。
自然石の風合いを活かした(んだと思う)石灯籠。
「子持石」だそうです。
こちらが、「秋葉三尺坊大権現」のお堂。
「秋葉さん」なので、もちろん羽団扇。
おっと、扁額も「秋葉山」でした……。
途切れなく参拝のかたがいらっしゃる感じ、さすがまだ1月といったところでしょうか。
「日本最古の秋葉大権現出現の霊地
秋葉大権現(火の神様) 今より千八百年程前日本武尊を火難よりお救いになった秋葉大権現は「火防守護 諸難消滅 心願成就」の大誓願をもって日本で始めてこの地に「秋葉神社」として尾張氏により祀られる(後の圓通寺)
弘法大師(弘仁二年約千二百年前)熱田神宮参籠の折秋葉出現の霊◼︎に自刻の十一面観音を奉納
穣災道場(災を除く) 六百年程前(永享年間)時の朝廷より大明禅師号と穣災道場の勅旨を授けられた誓海義本大和尚(現圓通寺開山)の徳風を慕って群集せる修業僧の中に秋葉三尺坊(秋葉大権現の化身)が弟子入りし十有余年ついに旧暦十一月十六日夜半大明禅師より佛法の奥義を授けられる、この時始めて狗賓の正身(天狗僧形の本体)を現され感謝の余り「鎮防火燭」の秘呪と護符(お札)を奉って永劫に守護する誓いを立てられた
七十五神 秋葉大権現の分身として活躍される七十五神大眷属が祀られている
「秋葉出現道場」の大額は小松宮より明治三十一年七月賜る(以下略)」
うーむ……この書き方ですと、「日本武尊」の火難がこの辺りでもあって、それを取り除いたのはどうやら草薙の剣ではないらしく、後世の秋葉大権現(天狗)で、わざわざ修行して仏法を修めた、と。
「天狗」という言葉自体は大陸からの由来で、ほら、あれ、「二郎神君」が連れているという犬のことだったり、日本では「アマツキツネ」と読んで、どうやら彗星(尾が狐のしっぽに似ていたんでしょうか)のことのようで。
掘ればいろいろ出てくるのですが、ひとまずは……あ、でも「七十五神」って気になりますよね……「八百八狸」には負けてますけど……ってこのフレーズどこかでも書いたような気がするな……。
屋根の上には、烏天狗っぽいお方が。
本堂向かって右手にあるのは、大黒堂です。
天水桶にも羽団扇と輪宝。
なんか、久々のお寺だな……。
寺標。
こちら、外塀の上には狛犬さんが。
もちろん、いたるところに羽団扇。
二つのお堂の遠景です。
こちら入り口……あれ禅宗なんですね……。
御朱印〜。
1月は、書かれたものを頒布されているそうです。
さて、熱田については、また次回、何かしら書こうかと思います〜。