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市内を巡りたい気持ちはありつつも、段々と行き先を失いつつあります(そろそろ、霊場巡りを真剣に考えようか……)。
とはいえまだまだ名古屋市内も熱いので、本日は「白龍神社」へ。
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名古屋駅に近いところに鎮座まします。
すぐ裏手には堀川が流れています。
正面。
境内はそれほど広くないですが、雰囲気のある神社です。
拝殿。
朝の若い陽光の中、なかなか美しい。
神社でいただいた由緒書によれば、「御本殿は昭和三十七年に造営」、とのことです。
手水舎。
柳。
由緒書によれば、
「社伝では、慶長八年(西暦千六百三年)、この地域は、古くは国広井郷と呼ばれ、南北に流れる清流の江川があった(現在は地下流)。
その川に架かる橋(柳橋)の辺りの村に熱病が流行する。しかし「此の美しき良き所に大神をお祀りすれば、萬民の苦疫を救い、幸をたれ給う。」とのご神示が下った。
始めは、江川の傍にある柳の木の下に祠を建て、人々が崇め拝むようになる。その後、柳の寿命は終え、当時近くにそびえる、いちょうの木へ大神様が移られ、引き続き御神木として、人々の崇敬が広まり、更なる大神様の御神徳が現わされ、いつの頃からか、二柱の神を総して「白龍様」「白龍さん」と親しまれるようになる。
その後、第二次世界大戦時には、空襲にいく度か合うが、神社と御神木は戦災をのがれた。
戦後、都市計画が施行され、社を約八十米ほど南(現在地)に移転、御神木を昭和三十三年に移植(略)」
とあります。
なお、御祭神は「高龗神」と「須佐之男命」です。
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そういえば、名古屋には「柳橋中央市場」という、東京で言うところの築地市場のようなところがありましたね。
堀川から魚を上げたのでしょうか……そういう歴史にはとんと疎いもので。
境内の奥にひっそりと祠が。
奥の院的な場所でしょうか……ああ、これが御神木のイチョウですね。
神紋がなかなか面白いです。
蛇の図案化でしょうか。
石の鳥居に龍が巻きついています。
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「品川神社」 - べにーのGinger Booker Club
↑東京の「品川神社」でも、そんな感じの鳥居を見ましたね。
お供え物は卵。
蛇神様の定番でしょう(「大神神社」でもありました)。
おもかる石が二つ。
その脇の祠……御祭神がわかりませんが……ご神木の、かな?
隣が「ステーキハウス スエ」の駐車場になっておりまして、その辺りから本殿を。
拝殿(幣殿)と本殿が連結して、ともに妻入という、伝統的ではない設計になっています(多分)。
銅葺屋根の連なりが美しいです。
何か引用しようと思ってざっくり検索したのですが、引っかからず。
疫病に対して「牛頭天王」(「須佐之男命」)を勧請するのは常道です。
ただ、それほど離れていないところに、
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「洲崎神社」(名古屋市中区) - べにーのGinger Booker Club
「洲崎神社」(補) - べにーのGinger Booker Club
現「洲崎神社」、江戸時代は「広井天王社」があるのですよね。
あまり御神徳がなかったのでしょうか……。
もう一柱の御祭神「高龗神」は蛇(龍)神と考えられており、水辺ではよくお祀りされますので、そこまでの深い理由はないのではないか、と思います。
もう少しあり得る話としては、柳の木の洞に白蛇さんでもいらっしゃいましたかね。
でも、そうすると「弁財天」になるような気がするんですよね……うーん、よくわかりません。
御朱印。
「神宮」系に近い、シンプルなものです。
白蛇さんをキャラクター化しちゃうか、神紋を押すようにすれば、もっと人気が出るのかも……それで人気が出たところで……。