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最終目的地……なんてものはないのですが、御朱印運に恵まれていない日だったので、最後にいただけるかなぁという期待とともに、「冨士浅間神社」へ。
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名古屋市地下鉄沿線上の地域情報サイト【Kaiwai.co.jp】
↑地下鉄の浄心駅付近を紹介する素敵サイト発見。
郷社だったようです。
一番近い地下鉄の駅が、浅間町。
昔から、どうしてこんな名前なのか、と不思議だったのですが、そのまんまでした。
石灯籠は、やっぱり富士山っぽい彫刻が。
四間道の「浅間神社」にもありましたけれど、こういう様式が基本なのでしょうか。
拝殿。
賽銭箱に桜の神紋。
さすが「木花咲耶姫命」。
狛犬さん。
舌でテヘペロな感じ。
他の狛犬さんも、舌、出していましたっけ?
参道右手にありました。
多分神楽殿。
その前の野趣溢れる参道の先に「浅間稲荷社」があるようです。
奥まで行くと、実はお稲荷さんではない、という。
こちらは「天神社」。
右から、「神明社」、「疱瘡社」、「白山社」、「八幡社」、「津島社」、「秋葉社」。
先ほどの参道を少し戻りまして、右手にちらりと見えますのがお稲荷さんの鳥居。
そして「稲荷社」。
それほど広くはない境内ですが、きちんと参道を区切っているところに、何となくの好感。
拝殿を右手から。
東側の鳥居。
手水舎の後ろに、江川橋の遺構がありました。
あらためて、遠景。
そして、御朱印。
周囲に「名古屋西区浅間」という文字が意匠化されています。
お優しそうな神職さんよりいただきました。
さて。
そういえば、案内板の類がなかったなぁ……と首をひねりつつ。
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国立国会図書館デジタルコレクション - 大日本名所図会. 第1輯第8編尾張名所図会
いつものように『尾張名所図会』。
105コマよりの引用です(引用にあたって旧字をあらためた箇所あり/判読不能文字は■に置き替える)。
ええと……これだけですか。
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国立国会図書館デジタルコレクション - 尾張志. 2 名古屋
それでは最近大活躍の『尾張志』より。
14コマ。
「浅間社
巾下浅間町にあり 木花開耶姫尊を祭るもとは富士塚町にありしを慶長御遷府の時此地にうつせり 此社は応永五年六月当社神主の始祖前山源太夫駿河国富士浅間の社に参詣して御璽を請受来てはしめて勧請したるよし家記にいへり 又旧知なる富士塚町といふは慶長御遷府己前も前山と呼て社地二町四方とも又は四町四方とも申伝へ近邊殊勝の神社也しとそ 駿河町井戸の辻なる古石の井筒はすなはち境内の井筒なりしよりもいひ又駿河町杉町なと云名もみな此社によりたる故縁なりと社説にいへり 御遷府のとき此地は御城御普請小屋場となるにつきてしばしの間かりに巾下なる今の地へ遷坐あるへきおもふ■寺西藤左衛門より其頃の神主前山左兵衛へさたありて遷替したりける■御造営成就の後も■の前山左兵衛身まかりて嫡子幼年なりしかは復旧の願も■せさる間に■の旧址はことことく家中屋敷になれりしとそ さて御普請小屋場のとき浅野紀伊守事を掌りて居たるが此社地に杉の大樹ありしを■らしめたるに役夫忽に悶絶せりとそ(今の杉の町といふは其遺址ゆゑに号けたるなり)
摂社 神明社 白山社 大黒社 瀧嶋社(このやしろの事は上の條にくはしくいへり) 天満天神社 稲荷社
例祭(九月四日試楽五日神饌を奉る) 神主(正六位上三谷河内介源命元)」
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「冨士神社」(名古屋市東区) - べにーのGinger Booker Club
↑以前訪ねた東区の「冨士神社」がある辺りが富士塚町。
一方で、元の富士塚町にも「冨士神社」が再建された。
という、少々ややこしい歴史をたどっております。
で、どうも私、境内をしっかり探索していなかったようで、いろいろと見落としをしているっぽいです……「瀧嶋社」とか。
↑の『尾張志』の8コマに、
「瀧島社
今は巾下浅間町浅間社の境内にありて摂社の列にま■ませりこれ武島なる武島社也舊地なる武島は上宿五平蔵町なり享保八年十二月浅間社の境内に移し祭れり(武島の舊址は五平蔵町の東北の方田圃の字に辨才といふ地にて東西十二間南北八間はかりあるを水田としてここの神主掌れり)」
という記述があるんですね。
で、今も西区には弁天というところがありまして、地下鉄浄心駅の近く、「冨士浅間神社」から北へしばらくいったところです。
そこには、
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「宗像神社(名古屋市西区)」 - べにーのGinger Booker Club
↑「宗像神社」があるんですね。
これが「御深井弁天」と言われていたものらしいのですが……この辺りの、あっちいったりこっちいったり、というのが今ひとつ把握できないものですから、こりゃ西区をもう一度洗いなおさなければ、と思っている次第です(洗い直す?)。
というわけで、名古屋市の北西の方をうろうろしてみよう、の日でした〜。