べにーのGinger Booker Club

神社仏閣ラブ(弛め)

「春日大社」(2)〜奈良めぐり

続きます。

 

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春日大社 御祭神

第一殿 武甕槌命

第二殿 経津主命

第三殿 天児屋根命

第四殿 比売神

 

春日大社は、日本の国の繁栄と国民の幸せを願って神護景雲二年(768)、御蓋山の中腹のこの地に社殿を造営し、四柱の神々様を併せお祀り申しあげたのがはじまりです。

この四柱の神々様は、それぞれ壮麗な春日造の御本殿(国宝)に鎮座されており、春日皇大神様、春日大明神様と尊称され、崇敬を集めて参りました。

今日も昔と変わらず、朝夕の御饌祭をはじめ年間二千二百余度のお祭りが行われ、日本の国はもとより、世界の平和、万民の幸福、共存共栄が祈り続けられております。」

 

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こちら幣殿です。

「御本殿を正面から撮影するのはお控えください」、ということでしたので、写真はこれだけです……。

奥にうっすらと見えますが、実のところ式年造替中で、本殿をうかがうことはできませんでした……。

南門から入りますと、右手に「井栗神社」「穴栗神社」「辛榊神社」「青榊神社」があります(気になるなぁ……)。

順路通りに進みますと、瑞牆内にある「手力雄神社」と「飛来天神社」の参拝所があります。

 

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そこから戻っていく途中。

桜門まで行き外に出ますと、ぐるっと回って、「御嶽山浮雲峰遥拝所」があります。

神社でいただいたパンフレットによれば、

 

奈良時代の初め平城京守護のため、鹿島の武甕槌命様が白鹿の背にお乗りになり天降られた神蹟、御蓋山の頂上浮雲峰の遥拝所。神護景雲2年(768)に御本殿が創建される以前に、鹿島・香取・枚岡の神々様がお鎮まりになる神奈備として崇められ、現在も禁足地として入山が厳しく制限されている。」

 

とのことです。

 

○こちら===>>>

鹿島神宮 - べにーのGinger Booker Club

香取神宮 - べにーのGinger Booker Club

 

↑「鹿島」「香取」はこちらの「鹿島神宮」「香取神宮」のことです。

枚岡神社」は、河内国一宮ですね。

よく言われていることですが。

禁足地」というのは「立ち入り禁止」を意味する言葉です。

ところが、「禁足」を辞書で引くと、「外に出ることを禁止する」という意味が載っています。

「立ち入り禁止」と「外出禁止」……「地」がつくかつかないかで、意味が反対になってしまうのでしょうか。

外と内の概念、主観の置き場所によって変わるのかもしれません。

禁足地にいらっしゃる方からすれば、凡俗は自分達の土地から「外に出るな」=禁足地に「入るな」という意味なのかもしれません。

ううむ……。

さて、御蓋山の写真なんですが……信心深いわけでもないんですが、遠慮させていただきました。

その後、御本殿前を通って、「岩本神社」を参拝。

そして、「風宮神社」、「椿本神社」を参拝した後。

「後殿」の各社(「八雷神社」「栗柄神社」「海本神社」「杉本神社」「佐軍神社」)を参拝したり、「万燈籠」を再現した「藤浪之屋」を見学したり。

「後殿」は、

 

「後殿御門は明治維新以来長く閉ざされたままになっていましたが、第60次式年造替を機におよそ140年ぶりに開門することになりました。御本殿の真後ろにあるお庭、後殿には災難厄除けの霊験あらたかな神々様がお鎮まりになっていますのでお参りください。」

 

という解説が、また「藤浪之屋」は、

 

春日大社は燈籠が沢山あることで有名で、平安時代から現在まで奉納された燈籠はおよそ三千基あります。春日の燈籠は数が多いだけでなく、歴史的な資料としても重要で、現存する室町時代以前の燈籠の六割以上が春日大社にあると言われております。2月の節分・8月14・15日の年3回、すべての燈籠に浄火をともす春日万燈籠が行なわれており、この万燈籠神事を感じていただこうと、江戸時代まで神職の詰所であった藤浪之屋を開放しました。由緒ある建物の中で、万燈籠の幽玄の美を体験ください。」

 

 

という解説が、パンフレットに掲載されています。

「後殿」、気になりますね。

神社のお名前も独特だし。

「後戸の神」との共通点が探れたりするのかもしれないですし。

本来、御本殿の後ろを守る必要というのはあまりないんですよね。

神奈備を背後に控えているのであればなおさら、です(御本殿の後ろに何かあったら、御祭神が山に行ったり帰ったりできないじゃないですか)。

ただ、御本殿と御蓋山の配置を考えるとですね……神奈備である御蓋山、御本殿の背後にはないんですよね。

なんででしょうねぇ……。

 

 

あ。

なんでこんなに写真が少ないのかな……思い出しました。

参拝客が多かったこともそうなのですが、私の動きが、どうやらフランスのツアー客と一緒になってしまい、立ち止まっていろいろと写真を撮ったり、ということができなくて……(泣)。

あとは、間違えて消した可能性もありますね(号泣)。

 

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清浄門から出ますと、

 

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 燈籠だらけなんですが、竈殿や酒殿というのがありまして、

 

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ここを左に入りますと、

 

 

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末社総宮神社

祭神 総宮大神 天照大神 八幡大神 春日大神 白山大神 三光宮 二上権現 窪弁財天 北向荒神 睡神社

お祭 六月五日午前十時

御神徳 住居をお授け下さると共に居宅安全防災家内の和合をお守り下さる神様」

 

大盤振る舞いな感じです。

「春日大神」があらためてお祀りされている理由がよくわかりませんが(多分、境外にあった末社を合祀したのかと)。

「三光宮 二上権現」「北向荒神 睡神社」……知らないお名前ばかりでそそられます。

 

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末社 一言主神社

祭神 一言主大神様

お祭 六月五日

御神徳 一事(一件)真心をこめて祈願すれば必ず叶えて下さる神様としてお参りが多い」

 

○こちら===>>>

「興福寺」(1)〜奈良廻り - べにーのGinger Booker Club

「興福寺」(3)〜奈良めぐり - べにーのGinger Booker Club

 

↑「興福寺」の記事でも書きましたが、「一言主神」は葛城山にいらっしゃった神です。

興福寺」内の「一言観音」が元は「一言主神社」だったのではないか、と思ったのですが、ひょっとすると神仏分離でこちらへ遷座されたのかもしれません。

 

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鹿。

 

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ピンボケしてますが、公式HPによれば、

 

摂社で聖流水谷川に沿ってお祀りされており、上水谷・中水谷・下水谷の下社に相当し、素盞鳴命様・大巳貴命様・奇稲田姫様を御祭神としています。平安時代から幕末までの神仏習合時代は祇園精舎の守護神で医薬の神として尊崇され、「牛頭天王(ごずてんのう)」とされていました。例祭は4月5日で、通称「水谷神社鎮花祭」として親しまれています。古くより霊験あらたかな神様として名高く、病気平癒や子授けを祈る人が多いお社です。」

 

とのことです。

ここから外にいきますと、「聖明神社」「愛宕神社」「天神社」「浮雲神社」などの摂社があります。

昼食もろく摂らず(いつものことですが)歩き回っていたので、少々疲れていたのか、思ったより写真が少ないばかりか、見逃しているものも多くて……個人的にがっくりです。

あまり天気がよくなかったのも原因かもしれません。

超・消化不良。

リベンジが必要だなぁ……。

 

まだ続きます〜。