べにーのGinger Booker Club

神社仏閣ラブ(弛め)

不定期「熱田考」(1)

さて。

何しろ「熱田神宮」、日本に数少ない「神宮」号を有する大神社です。

一筋縄ではまいりません。

それでも、いろいろと妄想してみよう、ということで。

 

 

伝承地でたどるヤマトタケルの足跡 尾張・美濃・近江・伊勢

伝承地でたどるヤマトタケルの足跡 尾張・美濃・近江・伊勢

 

 

↑こちらの本に載っていたある地図を、再現してみました。

 

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現代の地図に、古代の海岸線を重ねてみたもの、だとお考えください。

水色部分が、当時の海です。

そこに、「氷上姉子神社」と「熱田神宮」の現在地をポイントしてみました。

 

◯こちら===>>>

「氷上姉子神社」 - べにーのGinger Booker Club

 

↑前回の記事で、

 

「館の灯りは、海からの目印になったのではないか」

 

というのを紹介しました(実は、今回紹介した書籍からの引用です)。

今の「氷上姉子神社」は、海岸線からはかなり離れていますが。

かつて、まだ宮簀媛命の居館だった頃には、海岸線からわずかな距離だと分かると思います。だから、上のような表現がされているんですね。

そして、「熱田神宮」ですが、こちらも海のごく近くにありました。

 

また、

 

◯こちら===>>>

「萱津神社」 - べにーのGinger Booker Club

「萱津神社」(補) - べにーのGinger Booker Club

 

↑で紹介した「萱津神社」の凡その位置もポイントしてみました。

「阿波手の杜」と呼ばれた由来は、伊吹山から戻ったミコトが、使いの物に宮簀媛命を呼びにやらせたが、媛命が来てみると既にミコトは旅立ったあとだった。それで、『不遇(あわで)の杜』と呼ぶようになった」ということでした。

こちらもやはり、海に近かったのですね。

恐らく、だからこそ、「塩漬け」にできたんだと思います。

製塩方法が確率していなかったとはいえ、山奥で塩を得るよりは、海岸の方が容易いでしょうから。

それにしても、この伝承も、ヤマトタケル殺人事件(仮)」として考えると、怪しいですね。

例えば、ミコトが既に伊吹山で殺害されていたとしたら、こんなところで会えるはずがないわけで。

それを、敢えて「阿波手の杜」と言ってみたり、「自分たちは会えなかったから」といって「連理の榊」を植えてみたり。

 

 

 

アリバイ工作っぽい。

 

 

 

信じるか信じないかは……いえいえ、信じないでくださいね。

さて、「熱田神宮」が、海の近くに建てられた理由なんですが……。

 

 

 

 

 

わかりません。

 

 

 

 

勉強が足りないので。

だから、『不定期「熱田考」』というカテゴリーにしてみました。

そう考えると、神社仏閣巡りだけでなく、「熱田神宮」縁の史跡なんかも巡らないといけないですね。

あとは……図書館でもうちょっと勉強しようっと。

 

 

 

神の時空 ―倭の水霊― (講談社ノベルス)