べにーのGinger Booker Club

神社仏閣ラブ(弛め)

「金剛輪寺」

11/2。

晴天だったので、出かけよう、と心に決めました。

最初は大津か、あるいはその先(比叡山)までと思っていたのですが、走り出してから、

 

「あれ、京都まで行くのとあんま変わんなくね?」

 

と思ったら、時間的になかなか難しそう。

というわけで、予定変更。

湖東三山制覇のため、「金剛輪寺」を目指すことにしました。

 

◯こちら===>>>

天台宗 金剛輪寺

 

「湖東三山スマートIC」という、ETC搭載車が簡単に降りられるようなインターが開設されており、そこで降りると確かに近かったです。

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「松峯山金剛輪寺は、聖武天皇の勅願により天平十三年(741)に行基が開山したと伝えられる。

秘仏の本尊聖観音菩薩は、行基が一刀三礼で彫り進めたところ、木肌から一筋の生血が流れ落ちたという伝説から「生身の観音様」と呼ばれる。

嘉祥年間(848〜851)には、最長の弟子である慈覚大師円仁(798〜864)が比叡山延暦寺よりこの地に道場を開き、天台密教の浄刹となった。

国宝の本堂(室町前期)は「大悲閣」と呼ばれ、重要文化財の仏像が多数安置されている。また、三重塔(室町前期)や二天門(室町中期)も重要文化財に指定されている。

なかでも近江路随一といわれる明壽院庭園(桃山時代〜江戸末期)は、名勝に指定されており、春の石楠花、夏の紫陽花、秋の紅葉、冬の山茶花など四季折々の華が咲き、詣でる人々の心を和ませる」

 

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まず見えてくるのは「惣門」。

「黒門」とも呼ばれています。

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かすかな紅葉具合が、個人的には好きです。

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青空、緑葉とのコントラストが美しい。

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「西谷堂」。

阿弥陀堂、のようです。

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こちらは「赤門」。

裏門にあたるそうです。

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ひっそりと「稲荷社」。

こういう感じが好きですねえ……。

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こちら「白門」。

くぐった先は、本坊の「明壽院」です。

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私、構造物が好きなので、庭園になかなか美を感じられないのですが、季節的に青々とした庭があり、

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かと思うと書院越しにはほんのり紅葉が見られ、いい季節だったなぁと思います。

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こちらは「護摩堂」。

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「無量壽院」という額がありました。

本堂ではないか、主たる建物です。

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ぐるりと庭園を回遊できます。

確かに紅葉の盛りだったら、もっと鮮やかなんでしょうねぇ……私は何となく、このくらいが好きですけれども。

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茶室「水雲閣」。

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いやぁいい空です。

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どうやらお庭は、桃山時代、江戸初期、江戸末期、と造られているようです(案内板もちゃんとあります)。

あんまり意識せず見ていました……庭への愛はまだまだ芽生えないなぁ……。

さて、「明壽院」を後にして、本堂を目指します。

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かなりきついのぼりなんですが、その脇にはお地蔵様がびっしり。

「千体地蔵」の始まりです。

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途中、「地蔵堂」があったりします……(あってるかなぁ)。

赤茶けた感じが、緑の中に映えておりました。

紅葉の時季はまた、とけ込むような色なんでしょうな。

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地蔵地蔵地蔵……で、やっと本堂下です。

この階段がまた急でした。

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こちら「二天門」。

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そしてようやく、本堂です。

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当日は、どうやら「三重塔」の修繕だかなにかが終わったところだったようで、檀家のみなさんが集まって壮大に祭典が行なわれておりました。

ですので、あんまり本堂そのものが撮影できず……。

中に入れるのかなぁ、と思ったんですが、お邪魔できまして、

本殿後陣を拝観させていただきましたが、何となく落ち着かず……図録を購入することにしました(作りが同人誌のようで、何だか微笑ましい)。

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こちらが「三重塔」。

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いやぁ堪能堪能。

それにしても、のぼったなぁ……ということは、降りなければいけないわけですな。

 

 

 

降りるのかぁ……。

 

 

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お地蔵様に送られて、がんばって降りました。

檀家さん達は、それぞれご自身の奉納したお地蔵さんを探して、拝んでおられました。

 

「それはこの世のことならず 賽の河原の物語……」

 

 

……なんだっけな、これ(「地蔵菩薩頌歌」だっけな)。

あまねく六道を巡って衆生を救っても揺るがない大地のように堅牢な地蔵菩薩の御心。

六道迷走中の人間に慮る術もなく。

毎日本堂にのぼっていたらそりゃ健康だぜ〜、と思った次第です。

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で、帰りに「稲荷社」をぱちり。

この苔生した感じ、埋もれた感じ。

やはりいいですなぁ……。

 

 

日本仏教についても全然知識のない私です。

ただ、この辺りまできて実感するのは、「京都が近い」ということでしょうか。

お金と時間さえ許せば、京都日帰り弾丸ツアーを毎週でもできるんじゃないか。

飯も食わずに神社仏閣を巡るだけなので、何が楽しいのかよくわかりませんが……。

ちょっとずつ勉強しように本仏教。

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おまけ。

「金剛輪寺」を下って少しいったところに見つけました。

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真新しい鳥居。

「天神社」。

どうも、様子から考えると、「天満宮」系の「天神社」じゃないような気がします。

元々、この辺りで崇敬されていた、名前を忘れられた神様のお社か、神仏習合時代に祀られていたものに後から名前をくっつけたのか、そんなところかも知れません。

古くからあるお社を護るために、屋根を建てる、ということが、あちこちでしばしば見られます。

本殿を造り替えるほどの予算はない、ということなのでしょうか。

いずれにしろ、地元の方がお参りにくるだけで、私のような観光客は用なしなんでしょうな。

見つけちゃったので、参拝してきました。