べにーのGinger Booker Club

神社仏閣ラブ(弛め)

「椿神明社」

2/16。

厳寒、風もまた寒い中、ちょっくら出かけました。

まずは、名古屋駅

駅裏、「椿神明社」。

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○中村区史跡散策コース===>>>

http://www.city.nagoya.jp/nakamura/page/0000001253.html

 

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祭神 豊宇気比売命

例祭 十月十六日

甘酒祭 十月十五日

 

読みづらいですが、この辺りは昔から伊勢の御神領地で、御伊勢川(笈瀬川)が流れており、内宮外宮ともにお招きし、そのうち外宮をこの椿神明社とした、ということです。

椿の多いことから、「椿神明社」と呼ばれるようになったそうです。

いわゆる、名古屋駅裏で、問屋街。

そんな中にあるのがぴったりな、こじんまりとしつつも凛としたお社です。

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牧野五社、というのが、この辺りに集まっているようです。

「甘酒祭」の起源についても書かれています。

 

往古(年代不詳)椿ノ森社(神明社)境内の沢に藤の大樹あり、年毎に見事なる花を開き、社への参詣者をしてその讃美の声は高く、次第に附近に拡まり、近郷より見物の人、いと沢に集り、為に附近の畑を踏み荒したり。依つて土地の人相謀りて、之を切倒したり。然るにその年この村一帯に悪疫蔓延し、村中の人々殆んど思い悩みたり。村人の一人、智者に占いたるに、「これは伐樹の祟なり。家毎に酒を醸して神に献ずべし」と。然るに醸酒は難き業なれば、代りに甘酒を作り、笈瀬川の清き流水にて溶き外宮椿社と内宮郷社神明社の二社に献ぜしめ、そのおさがりを病人に与へたるところ、その御神恵つとに現はれ、忽ちにして疫病は癒え人々安心せり。

 

とのことです。

人なり、木なり、「こりゃいらねぇや」と思えば切ってしまいたくなるものですが、

 

 

 

 

安易に問題解決をはかろうったって、ダメなんだよ

 

 

 

 

という教訓でしょうか。

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天照皇大神宮

どう考えても「内宮」のことを指してますね。

「外宮」は豊受大神宮、です。

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拝殿。

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本殿は、神明造……のはずです。

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もう少し河童に縁があるものかと思いましたが、そうでもなかったですね。

しかし、地域に根付いている、というのがすばらしいと思います。

氏子のみなさんの努力の賜物でしょう。

牧野五社、回らないとなぁ……。