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名古屋駅に出かけたついでに、お参りしておきたかったところへ。
須佐之男社(すさのおしゃ)。
映ってないし。
○名古屋市HP===>>>http://www.city.nagoya.jp/nakamura/page/0000001253.html
きわめて小ぢんまりとしたお社です。
道沿いにぽん、とあるので見逃しがち。
火之迦具土神(ほのかぐつちのかみ)。
あまり同時に祀られることのない神が二柱、という感じがしますね。
須佐之男命は、日本神話中の知名度はナンバーワンであろう、「三貴子(みつはしらのうずのみこ)」の一柱。
ご利益は様々です。
神話で語られる姿があまりに違っているので、いくつかの神が合わさった神ではないかと思われます。
高天原を荒らした暴風神の姿と、八岐大蛇を退治した英雄神の姿、が一番有名でしょうか。
根の国の支配者でもあります。
蘇民将来伝説で語られる疫病の神とも同一視されたりします。
かたや火之迦具土神は、イザナギ神とイザナミ神の間に生まれた子供で、燃え盛って生まれてきたためにイザナミ神は焼け死に、怒ったイザナギ神に斬り殺された神です。
火之迦具土神は、火山の噴火で流れ出た溶岩や、金属をぶつけるときの火花等、何らかの火の神格化だと思われます。
後世には火除け(防火)の神となって、「秋葉権現」として祀られたりするようになりました(秋葉原の「秋葉」ですな)。
いずれにしろ、防災として祀られたのであろう、ということが想像できます。
小さなお社ですが、しっかり残されているところを見ると、地元で愛されてきたのでしょう。
で、何でここに来てみたかったか、というと、
「河童」です。
銅像の下につけられたプレートによりますと、笈瀬川に昔、「河童」が住んでいたということだそうです。
日本全国で見られる「河童」ですが、その起源は地方によって様々です。
こういう古い妖怪は、かつては何らかの神だったか、あるいは人だった可能性が高い、と個人的には思っています。
ですので、「河原衆」と呼ばれるような、定住をしない民(「河童」は時期によって山に登り「山童」になる、という話もあります。サンカのことかもですね)のことだったのではないでしょうか。
言葉も通じない河原に住む人が、馬を盗んだり、溺れた子供を助けたりした、というのはなかなかリアリティのある話だと思います。
もちろん、私の説ではありません(いろんな人が言ってます)。
で、先ほどの名古屋市のHPによると、近くの椿神明社のほうも河童縁かもしれないと……行き忘れた。
名古屋駅はよく行くので、また別の機会に。
Ginger Booker Clubはゆるーく参ります参ります。