べにーのGinger Booker Club

神社仏閣ラブ(弛め)

「中村八幡宮」(横浜市南区)〜横浜ほにゃらら紀行〜

8/13。
さて、石川町の「諏訪神社」をあとにしまして、続いては「中村八幡宮に行ってみました〜。

 

◯こちら===>>>

http://www.nakamura-hachimangu.yokohama/#

 

いやほんと、神奈川神社庁のHPは優秀です……愛知の神社庁もがんばってくれないか……もしもうあったら申し訳ない……。

 

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川沿いの道を歩いていたんですが、こんな看板が……「地元でたばこを買いましょう」……すごいな、神奈川県だけで742億以上のたばこ税が……でもそれが、喫煙原因の肺がん治療費に不足しているというのはなんとも……もっと値段があがると思いますね、たばこ……。

 

そういうブログではないのでした。

 

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参道入口。

うっすら見えるかと思いますが、また登っています。

うーん、地域的に、そういう神社が多いだけなのかな……郷土史家のみなさんにお任せしよう。

 

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どうも、明治になって設置された水準点があったようです……さすがに、その辺りに強い興味はないです……巡ってみたら、それはそれで面白そうですけれども。

 

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鳥居。

階段の奥に、コンクリで固められた崖が。

やっぱり地域的なものか。

 

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お地蔵さんと庚申塔

庚申塔のほうは、「青面金剛」なのかどうかもわからず、向かって右のお地蔵さんは顔が……。

経年劣化にしては、どちらも不自然かなぁ……。

 

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階段。

 

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石灯籠。

うーん、何の故事なのか……御嶽講か富士講の紋っぽいものも……刻文まできちんと読まなかったなぁ……後ろの「平」はなんだろう……。

 

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階段を登りきると、獅子山があります(逆光逆光)。

親子獅子……阿形のほうの子獅子は、山の裏から登るつもりのようです。

 

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扁額。

シンプル。

 

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こちら、拝殿……なかなかな雰囲気じゃないでしょうか……公式HPには、歴代社殿の貴重な写真がありますので、ご参考に〜。

 

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こちらは境内社の「吾妻稲荷社」。

ちょっと大きさがわからないと思うのですが……。

 

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とりあえず、この木彫りのおキツネ様の風情といったら……。

 

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外からはこんな感じ。

 

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お隣は「忠霊祠」。

 

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再びの獅子山。

うーん、もう少し天気が良くて、逆光でなければ……。

 

さて。

 

◯こちら===>>>

国立国会図書館デジタルコレクション - 横浜市史稿. 神社編

 

今回も『横浜市史稿』の神社編に頼ります(引用にあたって旧字をあらためた箇所あり/判読不能文字は■に置き替える)。

197ページです。

 

「一九 八幡宮
八幡宮は、中区中村町千二百三十七番地に鎮座。(略)
由緒書に云ふ、古ハ記録モ存シ、御由緒等詳ナリシモ、中世当宮ノ別当タリシ玉泉寺類焼ノ砌焼失シテ今ハ其ノ影ダニナシ。然レドモ、古老ノ口碑ニ曰ク、醍醐天皇ノ御宇、既ニ神祠此ノ地ニ存在シ、八幡大明神と称ヘ奉レリト云フトアリ。然ルニ当宮ハ、古ク神地・神田等ヲ有シタリシモ、明治十年地租改正ノ際、或ハ上地トナリ、或ハ散ジテ、今ハ餘ス處ナシ。明治六年、村社に列セラル。而シテ頼朝、鎌倉ニ幕府ヲ樹テ、鶴岡ニ八幡宮ヲ勧請セラレシヨリ、毎年一回、幕府ヨリ当宮ヘモ幣帛を捧ゲラレ、又、北條氏ニ至リテハ、殊ニ崇敬ノ念厚ク、年一回、幣帛ノ外ニ、米穀又ハ、田地ヲ寄進セラレタリシト云フ。又、当村ノ旧家 石川徳右衛門。 ニ残リシ旧地図 寛保二年。 ニモ、八幡宮除地若クハ、八幡宮神田ト云フ個所散見ス。云々。」慶応三年、幣殿及び拝殿を新築。明治維新の際、神仏混淆の禁止によつて、玉泉寺の別当を停め、其後、神地・神田等或は上知又は分散し盡したと云はれて居る。明治二十一年五月二日に、社名を八幡宮と改称し、明治四十二年九月十五日に、神饌幣帛料供進社に指定せられ、大正六年に、本殿・幣殿・拝殿の改築成り、同十二年九月一日、大震火災にて社殿以下悉くを焼失。直後、御下賜材を拝受して仮本殿を造立し、続いて仮拝殿及び神楽殿社務所・神庫・境内神社の再建を遂げた。今や社殿の本建築は設計弥成り、将に造営の工事に着手する運びとなつて居るのである。
祭神は譽田別命である。

附記。由緒書には、主神に譽田別命、相殿に天照皇大神五丹大明神を斎き祀るとあれど、今の明細帳には相殿の祭神が載せてない。

(略)
境内神社、稲荷神社。祭神は稲倉魂命。(略)
古来は、鶴岡八幡宮に倣つて、八月十四日・十五日を例祭日としたが、明治二十九年に九月二日・三日に改め、大正六年七月に再び改めて、八月十五日・十六日としたとのころである。十五日には神饌・幣帛供進使の参向があり、式後神輿の渡御を行ひ、例祭の外は又、古式祭を行ふ。即ち正月十五日の祈弓祭、五月十五日の尚武祭、九月十五日の例祭で、蟇目神楽の神事をなし、更に六月晦日及び十二月晦日に大祓式を行ふことである。
(略)
史料
(略)
[新編武蔵風土記稿]八幡社。除地二畝十八歩。村ノ中程ニ建リ。鎮守ナリ。伍丹明神ヲ相殿トス。是伍丹大王ヲ祀レルナリ。玉泉寺持。」

 

醍醐天皇」といえば平安時代ですから、1000年以上の歴史がある、というわけですね。

記録はなくなってしまっていますけれども。

それにしても、「五丹大明神」ってなんだろう……『新編武蔵風土記稿』にも「伍丹明神」「伍丹大王」ってありますねぇ……名古屋の神社でもですね、「五仁」って人を祀っているところがありましてね、それに関しては「王仁」のことだろうと思っているのですが……語感的に言うと、「巨旦将来」のことでしょうか、「蘇民将来」伝説の……。

むむ……謎を(すでに謎でなかったら申し訳ない)残しつつ、まだまだ続きます〜。