べにーのGinger Booker Club

神社仏閣ラブ(弛め)

「伊賀八幡宮」(岡崎)〜岡崎めぐり〜

7/18。

「菅生神社」を堪能して、さて次は……と目星をつけていた「伊賀八幡宮に向かうことにしました。

 

○こちら===>>>

www.igahachimanguu.com

 

岡崎なのに伊賀とはこれいがに……烏賊に……如何に……。

カーナビの通りに進んでいったら、かなり狭い道に案内されてどきどきしました。

神社横にある駐車場に車を止めまして、正面に回ります(ちょっと坂を登ります)。

 

f:id:bennybebad:20161021205021j:plain

ええと、写真でいうと右手に神社があります。

本来は、橋を渡って参拝、ということなのでしょうが、駐車場は写真でいうと左手後方にありますので、私は渡っておりません。

 

f:id:bennybebad:20161021205010j:plain

削り取り刻み込み。

 

f:id:bennybebad:20161021205031j:plain

とその前に。

 

「伊賀八幡宮の略記

御祭神 応神天皇仲哀天皇神功皇后東照大権現徳川家康公)

 

岡崎の観光名所としても名高い、伊賀八幡宮は、郷土の英傑である、徳川家康公を御祭神と仰ぐ松平・徳川家累代の祈願所です。

家康公より五代さかのぼる先祖、松平四代の親忠公は、文明二年(西暦一四七〇)に、氏神として伊賀八幡宮を創建され、五年後に、氏寺・菩提寺として大樹寺を建てられ、いずれも松平・徳川家の勢力伸張に伴い境内整備がなされました。

当宮の極彩色の現社殿や、蓮池などは、江戸幕府三代将軍家光公により造営され、主な建造物は昭和八年に国宝に指定されました。

先の大戦で焼失することもなく、勝運出世・開運発展の守り神の大きな御神徳にあやかろうと訪れる人々で、社頭は賑います。」

 

なるほど元々八幡宮で、後に東照大権現を祀っているということは、東照宮でもあるわけですか。

徳川家光」公時代の極彩色、というのは「日光東照宮」系ということですね。

 

f:id:bennybebad:20161021204959j:plain

鳥居です。

お分かりになるかと思いますが、鳥居が低いわけではなく、撮影者が高いところにいるのです。

先ほど橋がありましたが、あの橋はもちろん堤防にかかっており、堤防ですから高さがあり、そこから下るとすぐに神社、という感じです。

神社は昔から、水辺に置かれることが多かったのですが、ここまで近いとそれはそれで驚きます。

 

f:id:bennybebad:20161021204948j:plain

神橋は渡れないようなので、その周囲の……池? 神泉?……を回り込みます。

 

f:id:bennybebad:20161021205247j:plain

よく晴れている……蓮の花がいい位置にありました。

この蓮は有名なようで、写真を撮影に来ているかたがたくさんいらっしゃいました。

 

f:id:bennybebad:20161021205236j:plain

案内板がだいぶ色あせているところは好み(?)なのですが、名称がシールになっていて、それが剥がれそうになっているのが残念……惜しい(?)。

 

f:id:bennybebad:20161021205225j:plain

随神門。

 

f:id:bennybebad:20161021205215j:plain

おっと、また略記が。

 

「由緒

当伊賀八幡宮は文明二年(一四七〇年)に松平四代親忠公が伊賀国三重県)から下井田の地に移しまつったのがはじまりである。

その後、下井田を伊賀というようになった。

それから、松平家(徳川家の祖)徳川家代々の祈願所となったのである。

八代広忠公は、天文四年十二月織田信秀岡崎城を攻めとろうとしたとき、八幡宮に祈願して井田ヶ原に迎えうった。そのとき先頭に馬に乗った武者が現われ敵陣めがけて白羽の矢を放った。すると八幡宮の森の上から黒雲がわき、あらしをよんで、白羽の神矢が雨のように敵陣にとんだ。たちまち、三万余の敵は敗退した。広忠公は、みずからその神矢を拾って、八幡宮に奉納した。家康公も、尊敬の念きわめて厚く、出陣にはかならず祈願した。関ヶ原の戦や大坂の陣には神殿が鳴動し鳥居が移動したりするなどふしぎなことが起った。また、桶狭間の戦に利なく軍を引かそうとしたとき矢作川八幡宮の神使の鹿が現われて、家康公は無事に大樹寺にはいることができた。こうして八幡宮松平家徳川家の守護神として、尊敬をあつめていたのである。

社殿の造営はたびたび行なわれ広忠公の天文年間、家康公の永禄年間、家光公の寛永年間の造築がそのおもなものである。

現在の社殿の大部分は寛永十三年の造営である。昭和八年になって、本殿、幣殿、拝殿、透塀、御供所、随神門、石橋、石鳥居、ならびに棟札などが国宝に指定された(現在も国の重要文化財)。

社殿は江戸初期の建築の代表で、江戸時代の神社配置形式をよく残しているのである。」

 

なるほど、伊賀国から勧請したので「伊賀八幡宮」……あれ、伊賀に有名な八幡宮ってありましたっけ……?

ぱっと思い浮かばないのはなぜだろう……。

三万余の兵を退けるだけの矢が降り注ぐ神威、三万本じゃ足らないでしょうから、諸葛孔明もびっくりの方法で調達したに違いありますまい。

 

f:id:bennybebad:20161021205517j:plain

いい組物だ……。

彫刻にもちゃんと色が残っているのがいいですね。

 

f:id:bennybebad:20161021205506j:plain

えー。案内図では、拝殿まで近づけるような描かれ方がしてありましたが、実際には拝殿手前のこちらでの参拝となります。

これ以上は神域、近づけないようです(残念)。

あ、もちろん祈祷をお受けになる場合はこの限りではないと思います。

私のような物見遊山の不信心者は、この辺りでも重畳重畳。

 

f:id:bennybebad:20161021205455j:plain

参拝したところから右手を見ると、「上総社」(案内板による)。

 

f:id:bennybebad:20161021205444j:plain

こちらが拝殿……あれ、賽銭箱がある……あそこまで投げろ、ということではありませんので。

 

f:id:bennybebad:20161021205433j:plain

ちょっとアップに。

うーん、近づきたい……という不心得者を近づけないためにも、なのでしょうか。

 

f:id:bennybebad:20161021205807j:plain

左手に、手前が「牟久津社」(だと思います)、奥が御供所。

 

f:id:bennybebad:20161021205756j:plain

拝殿奥の左手に「讃岐社」(があるのですが見えますか?)、その手前の木のあたりに「住吉社」があるはずです。

 

f:id:bennybebad:20161021205746j:plain

社務所前より。

 

御朱印をいただいて、うろうろと境内を歩きます。

隋神門の彫刻をいくつか。

f:id:bennybebad:20161021205736j:plain

獅子と猿。

 

f:id:bennybebad:20161021205726j:plain

兎。

 

f:id:bennybebad:20161021210028j:plain

f:id:bennybebad:20161021210009j:plain

……九尾の狐?

このあたりの彫刻って、どういったチョイスなんでしょうね。

十二支とか、三猿とかだと「日光東照宮」的なのかなと思いますが……。

 

f:id:bennybebad:20161021205958j:plain

東照大権現」登場。

 

 

f:id:bennybebad:20161021205947j:plain

さっきの兎。

 

f:id:bennybebad:20161021210350j:plain

鹿。

 

f:id:bennybebad:20161021210340j:plain

鹿。

うーん……何か暗号でも隠されているんじゃなかろうか、と妄想してしまいますね。

 

f:id:bennybebad:20161021210312j:plain

で、よくみたら、屋根を支える感じで小さな鬼が……あまり見たことのない様式のような気がします。

 

f:id:bennybebad:20161021210554j:plain

碑文が逆光で読めませんが、そこから鳥居、そして石段を。

 

f:id:bennybebad:20161021210536j:plain

これ以上寄れませんでしたが、鬼。

 

f:id:bennybebad:20161021210517j:plain

神馬。

 

f:id:bennybebad:20161021210737j:plain

真横から隋神門。

 

f:id:bennybebad:20161021210715j:plain

f:id:bennybebad:20161021210726j:plain

おまけで、駐車場横にある、「教国稲荷社」。

 

f:id:bennybebad:20161021210706j:plain

御朱印。

 

「伊賀八幡宮」にきたのですから、菩提寺としての「大樹寺」は外せません、というわけで次は「大樹寺」〜。