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GWしょっぱなでちょっと遠出をしたので、GW終盤は近場を、というわけで「御器所八幡宮」へ。
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「御器所」は「ごきそ」と読みます。
名古屋市内屈指の難読地名と思われがちですが、地下鉄の駅があるので、小学生でも知っている、というのが実際のところ。
他県のかたには難読やもしれません。
なかなかのいい天気で。
結構狭い境内にぎゅっと押し込められている感じ、でしょうか。
御祭神
八幡大神 八劔大神 五男三女神 天児屋根命 天照大御神 彌豆波能女命 菊理媛命 木花咲耶媛命 山王大神 高蔵大神 熊野大神
御器所八幡宮は御器所の総社として往古より信仰をあつめ仁明天皇勅願熱田神宮鬼門除鎮護の大神として御器所の聖地に斎鎮祭されたと言い伝えられ、尾張志に熱田神領にて神祭に用ふる土器を調達する故に此の名ありと伝ふ、と記され殊に室町初期、八所明神と称え、御器所城主佐久間家一門の領内総鎮守居城鎮護の大神と尊崇された如くは嘉吉の棟札をもって知ることが出来る。その後、永禄の棟札、慶長五年関ヶ原役が終るや冬、徳川家康大島雲八郎光吉に依令して寄進する神護感謝の棟札は将に御器所八幡宮の広大無辺なる御神威を窺い知ることが出来る。今日では厄除開運はもとより必勝の神の信仰が根強く、入試の必勝祈願、大神さまの神智霊能をいただく人達で日夜賑わう。
御例大祭 十月十四日、十五日
赤丸神事 七月三十一日、八月一日(略)」
御祭神も、これでもかとぐっと圧縮せしめた感じがします。
神橋、蕃塀。
手水場には亀さんが。
毛の生えた亀さん。
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「七尾天神社」(東区) - べにーのGinger Booker Club
↑と何か関係ありでしょうか(単なる瑞獣なんでしょうけども)。
蕃塀。
おみごと(?)。
幣帛に、鈴らしきものもかかっています。
ここからお参りすることもあった、ということでしょうか。
鳥居。
奥にも鳥居、で拝殿。
拝殿。
神紋はおそらく橘。
八幡系でも用いられるようです。
神明造風で平入り、向拝は付け足したような感じですね。
特に八幡造風でもないですが、本殿が見えませんので。
公式HPでは、切妻造となっています(端っこが見えないので、確認できませんでした)。
これは、境内西側の入り口の鳥居。
コンポジット。
どうしちゃったんでしょう……統一するつもりはなかったのか……。
見辛いですが「佐久間社」。
御祭神は「佐久間美作守」となっています。
うまいこと検索に引っかからなかったので、後で調べてみようと思います。
「御器所白龍神社」。
右の社殿は「加藤清正」の寄進らしいです。
左はよく読めませんが、「御器龍神」「春の(春日?)龍神」などと書かれています。
拝殿前の鉾。
「必勝守護」。
勝ち誇る、という意味でしたっけ?
……あれ、こちらはなんだったかな……。
「稲荷社」。
……「稲荷社」のお隣なんですが……何故「弘法大師」らしきお姿が……。
公式HPによれば「英霊社」だそうです。
何か違うような……。
「五社宮」。
それぞれの御祭神が……あれわからない。
公式HPによれば、「村上社」「洲原社」「八幡社」「氷上社」「春日社」、だそうです。
「良縁・縁結びのみとおし石」。
いろいろと縁のない私には……。
えらいほっそいところにまた……墨字が読めませんが。
公式HPによれば、「稚児社」だそうです。
御祭神は「八幡大神」……あれ、普通は「仁徳天皇」じゃないですっけ……。
神楽殿。
屋根が錆び……いえ、寂びているのでしょうが、これに味わいを感じるところが日本人なのか……。
いい色合いだと思います。
鳥居まで戻ってきました。
赤鳥居の外側に鎮座まします。
で、こっちにも牛さん……とダルマさま?
「天満宮」の左隣なんですが……なんでしょう?
車祓所……だったかな。
境内から石鳥居を。
郷社だったようです。
狛犬さん。
前方投影面積が大きそうですね(?)。
やや遠景。
なかなか大きな石灯籠。
緑が多くて、拝殿どころか鳥居もよく見えません。
さて、お隣に目を転じると、「神宮寺」という名のお寺が。
「真言宗 医王山 神宮寺
[本尊]薬師如来
[札所]名古屋八十八カ所 三十六番
承和二年(八三五年)仁明天皇の勅願寺として■■され、御器所最古の寺と伝えられております。
秘仏である薬師如来は毎年十一月八日に開帳され、その日に供えられた餅(やっこ餅)を食べると病気患いがないと信仰されております。(略)」
本堂。
右手にあるのは、弘法堂だったかな……。
さらにその右手に、諸石仏と「不動堂」。
「地蔵菩薩」か「弘法大師」か、なんでしょうけれど、時計のすぐ後ろにある石仏が、ちょっと、なんか、怖い……子供の落書きみたいな顔が見えませんか?
あれ、見える方がおかしいのか……。
お稲荷さんまであります。
「御器所八幡宮」と「神宮寺」の間には、なんと御嶽講のお堂です。
屋根の上に「言わざる」と「聞かざる」っぽい像が。
ということはどこかに「見ざる」もいるのかな。
そして、御嶽講といいながらも、庚申講も込みだったのでしょうか(「庚申信仰」には「三猿」がつきものです)。
画面右端の、塀が切れているところが、西側の入り口です。
こうして撮影すると、かなり広い境内だということがわかります。
画面左手奥に本殿があるはずなのですが……公式HPでは写真がみられますので〜。
○こちら===>>>
御朱印。
「神宮寺」、御嶽講のお堂も含めて、なかなかのワンダーランドでした。
地元の方なのか、受験を控えていそうな親子連れが参拝に来られており、あまりきちんと写真が撮れておりません……。
引用などは次回に〜。