べにーのGinger Booker Club

神社仏閣ラブ(弛め)

「滝山寺」「滝山東照宮」(前)(岡崎市)

2/11。

三河方面はあまり攻めていなかったので(?)、一つ行ってみようということで岡崎へ。

とりあえず、いくつか狙っていたのですが、その日の午後に名古屋市の港の近くの某所で狩人の祭典が行われていたので、そちらについつい向かってしまい、結局行けたのは「滝山寺」だけとなりました。

 

○こちら===>>>

takisanji.net

 

正式名称は、「吉祥陀羅尼山薬樹王院」。

カーナビの案内がなんとなく不安で、結構な山に案内されていきましたが、無事発見。

 

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まず全景図。

観音堂近くの駐車場に車を止めました。

 

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「滝山寺」といっていますが、境内内に「滝山東照宮」もあります。

 

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比較的早い時間についたので、影が長いです。

 

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何となく丸みのある姿がかわいい灯篭。

 

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天保四年」の刻字があります。

 

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えー……まあ山だから登りますよね、はい。

 

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先ほどの階段を上って、右に折れます。

 

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そこを上って、また左に。

 

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寺の前はこんな景色です。

山あい。

 

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上ってやがるぜ……。

 

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おっと葵の御紋が灯篭に。

東照宮があるだけあります。

 

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上った……文化財がいろいろと伝わっております。

 

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階段を上りきった辺りの石灯籠にも葵の御紋。

 

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本堂を向かって左手から。

お祭りが近いらしく、準備がされていました。

うーん……写真ではあまり感じられないのですが、相当に立派です。

ちょっと圧倒される。

 

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御本尊は「薬師如来」なので、瑠璃殿です。

 

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「滝山寺は、「滝山寺縁起」によると役小角の草創といい、保安年中(一一二〇〜二三)に比叡山の僧仏泉永教が再興した天台宗の寺院である。

以後本寺は、古代末期から奈良時代にかけて藤原氏、熱田大宮寺家・三河国守護足利家とその被官衆といった中央権力と密接する有力な檀家を持つことによって経済基盤を固め、隆盛を誇った。近世では正保二年(一六四五)将軍家光の命により本堂の隅に東照宮が建立され、幕府の保護のもと繁栄を続けた。

三門(仁王門)は、文永四年(一二六七)の建立で、和様建築の伝統を保つ本市現存最古の建造物である。

本堂は、四度目の造営と推定され、様式的に禅宗様の影響を強く受けた南北朝期の建築である。

観音菩薩梵天帝釈天立像は、源頼朝の従兄にあたる僧寛伝が頼朝追善のため本寺域内に建立した惣持禅院に安置したもので、仏師運慶とその一門による製作であるという。(略)」

 

大活躍ですな、「役小角」。

 

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「岡崎観光文化百選

鬼まつりと滝山寺

飛騨の内匠藤原光延が建立した三門(仁王門)は重要文化財にしていされています。入母屋造り、こけらぶきの大屋根は力強く、全体が壮大で、仁王像は運慶の作と伝えられます。また本堂(重文)は、県下最古の木造建築物です。

旧暦正月七日に近い土曜日に行われる鬼まつりは、県の無形文化財に指定され、多くの参観者でにぎわいます。

(略)」

 

「百選」か……「十名所」くらいにしてもらえれば、全部回ってみてみたいところですが。

 

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本堂左手の仏像(お名前がわかりません……お釈迦様っぽいですが)、その後ろにずらりと石灯籠。

 

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徳川綱吉」公寄進の鐘を下げた鐘楼。

 

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こんな感じに、葵の御紋をこれでもかとつけた石灯籠がずらりです。

 

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本堂左手後方より。

 

裏手に境内社がありますので、そちらを。

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「日吉山王社本殿由緒、沿革

滝山寺伝によると、滝山寺中興仏泉永教により、保安三年(1123)に天台宗寺院滝山寺守護神として、近江国日吉大社より勧請されたもので、山王信仰の事例として神仏習合の貴重な建築物であります。

近世に入り、慶長十三年(1608)に徳川家康によって社殿が建立され、正保二年(1645)に家光が滝山東照宮を建立した際に再建されたものであります。

本殿は、山王七神を祀るために七間社流造で、内部を一つの空間とする全国的にも珍しく学術的に重要な遺構であります。

現在、破損腐植が進んでおり早急な保存・修復工事が必要であります。

岡崎市教育委員会等諸機関の援助を受け、解体修理をめざしてまいりたいと考えておりますので、皆様方のご支援を賜りたいと思います。(略)」

 

岡崎市指定文化財

(略)

七間社流造、桟瓦葺(元檜皮葺)。慶長十三年(一六〇八)徳川家康によって建立されたと伝えるが、現在の日吉山王社本殿は、本殿床下の背面板壁内側の「正保二年六月」の墨書、及び斗組、木鼻、蟇股の様式が滝山東照宮のものとほぼ一致することから、正保二年(一六四五)三代将軍家光の滝山東照宮建立の際に修築されたものと考えられます。

現在、重要文化財に指定されている七間社以上の流造本殿は全国で九棟ありますが、このうち十一間社と九間社の本殿は、いずれも一間社または三間社を相の間で連結した連棟型社殿です。日吉山王社本殿は全国的にも数少ない七間社流造であり、また七間社以上の流造にみられる連結の社殿ではなく、身舎を横長一室の内陣として奥に簡素な祭壇を付設した平面構成となっている点が特徴です。

(略)」

 

トタンの覆い屋で覆われているのが残念です(ちゃんと眼の前まではいけます)。

修復をご検討中のようなので、地元の皆様、観光客の皆様、どうぞご協力を(<他力本願)。

 

○こちら===>>>

日吉大社 - Wikipedia

 

wikipediaさんから、「山王七社」の復習をしておきましょう。

 

・西本宮    大己貴神 大宮(大比叡) 釈迦如来

・東本宮    大山咋神 二宮(小比叡) 薬師如来

・宇佐宮    田心姫神  聖真子 阿弥陀如来

・牛尾神社   大山咋神荒魂 八王子 千手観音

・白山姫神社  白山姫神  客人 十一面観音

・樹下神社   鴨玉依姫神 十禅師 地蔵菩薩

三宮神社   鴨玉依姫神荒魂 三宮 普賢菩薩 

 

 

 東本宮の「大山咋神」が「薬師如来」の垂迹とされていたようですね。

 

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 そのお隣にあったこのお社は……なんでしょう。

車祓所かな……。

 

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後ろ姿。

青い空に映えます。

 

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屋根の隅。

この連続感。

この檜皮の分厚さ。

 

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逆光。

残念。

スケール感が伝わらない。

残念。

 

さて、このまま、本堂左手奥に進みますと、

 

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地蔵菩薩ゾーン略して「おじゾーン」があります(必罰)。

 

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途中には稲荷神社。

 

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さらに奥に。

 

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奥に。

 

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奥に……大丈夫?

 

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到着〜。

実際には、10分もかからないくらいの距離です。

「水体薬師如来御霊水」。

由来がいまひとつわかりませんが。

朝の若い光が爽やかでした。

 

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本堂に戻りまして、これは向かって右側の屋根かな。

新しく葺いたを思われる場所がわかります。

 

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桶。

大きい。

 

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遠景。

ちょっと、良いでしょう?

この姿。

 

前編はここまで〜。

 

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  次は「滝山東照宮」です。